HOME最新開催当日予想過去開催予想収支インフォメーション概要以前のくじら矢独りごと(休止)

阪神裏読み
関東

9R10R
11R
関西
1R9R10R11R
WIN5

阪神11R馬単BOX5、9、6、2

3連単フォーメーション5、9、6→5、9、6、2→

5、9、6、2、15、4 (36点)

3連複BOX5、9、6、2

ロードカナロアの前走はなぜか強気に乗れない鞍上の消極さが最後まで響いた。スピードそのものが違いすぎる相手に4角までじっくり乗るという不可解な騎乗ぶり。見事な騎乗で勝利に導いた勝ち馬の鞍上とどちらがリーディングジョッキーかと疑うような乗り方だった。相手は同じ内枠でもすぐに外を意識して、4角をマクり気味に動いてそのまま押し切る好騎乗。仕掛けるタイミングの差がそのまま着差になったことは言うまでもない。驚くような成長は止まったイメージが強いものの、乗り方ひとつで重賞勝ちのレベルはいぜん維持している。56キロでこの程度の相手に勝てなければGⅠ制覇はますます遠のく。

カレンチャンはひとまず評価を下げた。GⅠ勝ちが命題の牝馬にとってトライアルで完全燃焼は避けたいはず。今までは54キロでのひと叩きだったが、今回は前々走で無様な負けとなった56キロ。道悪だったとはいえ、絶好の位置取りから追い比べで競り負ければ嫌なイメージは残ったまま。連勝を決めていた頃の函館SSやキーンランドCより明らかにレベルの高いメンバーなら単より連軸向き。あくまで次につながる試運転のレース。

サンカルロは前半ためればためるほど伸びる追い込み馬として完成されてしまった。ペースを考えれば悪くない位置取りだった前走が不可解な見せ場なしの不発ではっきりした。いい脚が長続きしない一瞬だけの癖馬。重賞では人気になると裏切り、人気薄で好走というあまのじゃくぶりはとにかく扱いにくい。鞍上は馬群を割るような乗り方が頭になく、最小限のロスでどれだけ4角ブン回しで立ち回れるかにすべてがかかっている。縦長の隊列が理想。

マジンプロスパーの前走は展開の利が否めない。平均ペースで直線入口ではバラけた隊列。早め先頭で早仕掛けと思われたが、結局差し馬も届かなかった。馬場の質が違った前2走から比較は難しいが、1分7秒台の決着にはまだまだ経験不足。あくまで時計がかかった際で、野芝だけの超高速馬場の阪神では策がない。

エーシンホワイティの充実ぶりは凄みがある。4走前と前走で5歳にして自己ベストを連発、休み明けの前4走で2度の最速上がり、デビューから28キロ増の前走がこれまでの最高体重など、数字からもはっきり伝わる成長度。阪神芝(0002)はCBC賞0秒4差の4着、セントウルS0秒7差の10着なら苦手意識はない。