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東京裏読み
関東
8R9R10R11R12R
関西
9R10R
11R12R

東京11R3連単2軸マルチ18、14→3、7、6、15 (24点)

18、3→7、6、15 (18点)

3連複フォーメーション18、14-18、14、3、7-

3、7、6、15、9、8 (24点)

ファイナルフォーム中心はいかにも心細い。結果的に連勝を決めても中身そのものに価値を見出せない。前々走のゴール直前はムチによって急にヨレて審議の対象になる若さ。数年前なら確実に降着だったほどの悪癖は前走でも完全に直ってなかった。5戦中3度の最速上がりの切れ味を強調するか、ムチにフラフラになる若さを減点するか。いずれにしてもひと夏を越してどれだけ大人になっているのかが焦点になる。いきなり古馬重賞にぶつけて八分程度の追い方で勝てるほど能力は抜けてない。

フラガラッハは脅威的な瞬発力で初重賞制覇を飾った。前2走ともにスローを直線だけで豪快な逆転劇。とりわけ前走は直線入口で4馬身差程度だったとはいえ、ブン回しの荒っぽい乗り方で差し切れば本物の勢いと強さ。名手でも仕掛けのタイミングに苦労して、3走前では発走調教再審査を食らった癖馬を見事に変身させた鞍上に拍手だろう。前走までの勢いは認めるが、どんな流れでも4角ブン回しの直線だけの競馬では届かない今の馬場状態で本来ワイドラインが限界。イメージ以上のレベルアップがあるかどうか。ここでも勝ち負けとなれば、すでにGⅠ級の能力と断言できる。

狙いはクラレント。NHKマイルC3着と同じ舞台で完全復活する。前走は4角の手ごたえの良さから勝ちを意識できたが、コース取りのまずさでゴール前、痛恨となる前が壁になる不利。内々の馬群で我慢できたこと。デビュー以来、自身の最速上がりとなる34秒前半でひとつ壁を打ち破ったこと。何より乗り替わりの刺激が期待できることなど、確実な成長や条件好転ならば前走以上のパフォーマンスが可能だろう。モマれぬ大外枠はむしろ歓迎。

セイクレットレーヴは脚質転換が成功していよいよ重賞レベルまで完成間近。4走前のカレンブラックヒルに0秒4差から単純に勝ち負け可能な計算が成り立ち、逃げ切り当然だった3走前が勝ち馬より上がり時計で0秒4も上回って前々有利の流れを最速上がりから2着馬に0秒1差で確信に変わっている。不発に終わった前走から現時点では千六ベスト。久しぶりにパンパンの良馬場で切れ味復活。

ゴールスキーはまともな鞍上でようやく復調気配となっている。直線で馬群をうまく捌けず、不運なレースが続いていたが、前走はGⅠ3着馬の意地をみせている。若干、直線で前が壁になるロスを考慮すれば、スムーズに捌けば勝っていたという同タイム2着。得意の阪神だけの変わり身なのか、ここで見極めたい。

スマイルジャックはどうやら7歳にしてもうひと花。内々でじっくり我慢して一瞬の脚を活かした前走は展開の利と割り切っていたが、前走は坂を上がってからの加速力に不気味さを感じる。距離を意識しすぎて大事に乗りすぎた仕掛けの遅さが敗因だっただけ。得意の距離に戻れば、乗り方も違ってくる。

ヒットジャポットはまだ5歳。東京芝(1210)で芝千六(4133)は掲示板外しがたった2度だけの安定感。前走が苦手意識のある阪神ならば、仕上がり早のタイプは休み明け初戦こそが狙い目。ガルボは東京新聞杯、ダービー卿ともにスローの前残りで展開の利が勝利への絶対条件というイメージを強めた。時計と瞬発力を求められてジリ脚露呈の前走が本来の姿で、ため逃げが考えられぬサトノタイガー、行きたいツクバホクトオー、失うものはないミキノバンジョーの存在で割り引いた。