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京都裏読み
関東
9R10R
11R12R
関西
9R10R
11R12R
ローカル
11R
WIN5

京都11R3連単1着BOX6→4、13、18、7、11、5

3連単2着固定BOX6→4、13、18、7、11、5

3連複1軸BOX6-4、13、18、7、11、5、1、17、10

土曜日の大雨のため、各馬が直線外を意識し始めればレオアクティブの出番がある。とにかく常識にかからない癖馬で気性先行の難しさだが、はまった際の末脚は超一流の切れ味。現実に前々走は日本レコード駆け。徹底待機から直線ラチ沿いをズバッと捌いて圧勝している。キャリア13戦で10度の最速上がりという末脚は、ますます凄みと磨きを増して歴史に残るレベルまで到達している。前走は開催前半の1000万より遅い時計で重賞と思えぬスロー。上がり32秒半ばでようやく差せるような流れなら、単なる展開負けと納得できる。後方で引っ掛かりながらそれでも0秒5差まで迫ったことを評価したい。久しぶりの関西遠征を10キロ増だったこともいい傾向だろう。直線内ラチ沿いが開くことを信じて再び徹底待機。馬場不問のオールラウンダーがコース2度目でさらなるパフォーマンス。

ストロングリターンの良績は千六まで。距離やローテーション的にも前走は明らかな試走という7着だった。じっくり構えて直線勝負でも高速馬場らしい典型的な前残り。良績のない距離で0秒5差はむしろ走っている。デビュー以来、最高体重をひと叩きで本番に挑めるステップはまさに理想的。コスモセンサーシルポート以外はほぼ差し追い込み型。鞍上が必要以上に控える負けパターンだけは避けたい。

ファイナルフォームは魅力の乗り替わりで力が入る。古馬初挑戦だった前走でいきなり時計決着にもメドを立てれば、試金石以上に手ごたえを感じさせた内容だったことは言うまでもない。まったく大型に感じない馬体はもっと肉付きがほしいが、実戦ではマイルのスペシャリストとしての存在感を増せば、この馬の特性として割り切れる。古馬重賞ロードで頂点を目指せるまで完成間近。エンジンのかかりが遅いだけに3角過ぎの下り坂はイメージどおりの好条件。

グランプリボスは叩き良化型らしい変身ぶりだった。数字どおりの太めに映る馬体でも、さすがGⅠ馬の意地。開催前半の1000万を下回る恵まれた勝ち時計では、貫禄が違ったということだろう。道中いくらか掛かり気味でも届くレースレベルの低さ。たった1度の好走より、それまで苦手意識が否めなかった京都(0004)の相性の悪さを強調したい。道悪はいぜん未知数。

サダムパテックは二千→千六のステップがどう出るか。スピード、スタミナも求められた前走で見せ場十分の0秒6差が上々の試運転。反動もなければ、ごく普通にマイル路線では強みになる結果だが、関西馬ながら京都コースのキャリアの浅さは気になるところ。3走前の勝因が外から被されない位置取りだったと決めつけると最内枠にプラスはない。いずれにしてもエンジンのかかりが遅い追わせるタイプ。GⅠで消極的になる鞍上配置では妙味がない。

マルセリーナディープ産駒らしく、短い成長期間だったということか。すでに桜花賞を勝った強烈な強さのイメージが薄れてリアルインパクト同様に、これ以上成長の見込めない4歳馬として評価が固まってきた。あらゆる状況で大崩れがなくても、それ以上が望めないもどかしさ。新鮮さが足りず、成長も止まった近走からGⅠの入着ラインに壁ができたか。ドナウブルーは一戦入魂のタイプの可能性が強まった。前走は見た目、仕上がってレース運びも完璧だったが、追い出すと数字ほど迫力のない瞬発力で淡泊に交わされている。休み明けと叩き2戦目で雲泥の差になるテッポー歓迎の仕上がり早。すべて掲示板確保の得意の京都でどこまで踏ん張れるか。牡馬混合ではどこかモロさ同居の牝馬であるイメージは残ったまま。

ペースを肌で感じるのではなく、レース前の青写真どおりにしか乗れない鞍上配置のフラガラッハが大穴候補。どんなペースでも徹底した後方待機。4角ブン回す単調な乗り方だが、馬場回復が遅れれば遅れるほど走る条件だ。稍重までの経験だが、稍重(2000)。前々走も稍重に近い良馬場で直線突き抜ければ、おそらく道悪は相当うまい。コスモシルが引っ張る乱ペースに惑わされた際にこの馬が無欲の差し。