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中山裏読み
関東
9R10R
11R12R
関西
9R10R
11R12R
WIN5

中山11R3連単フォーメーション8、11、9→8、11、9、3、2→

8、11、9、3、2、16 (48点)

3連複フォーメーション8-11、9、3-

11、9、3、2、16、14、1 (15点)

オメガハートランドが再び乗り替わりでもうひと花。とにかく最悪なコンビ間にもかかわらず、前走の騎手にこだわり続けて完全復活までに時間がかかっている。5ハロン通過が60秒を切るハイペースのオークスで突然の積極策で挑んだのはほんの一例のへぐり。4走前は外を回すとまったく伸びない馬場でも外々から仕掛けて、未勝利より遅いペースとなった秋華賞こそ前々競馬が理想だったが、必要以上に控えて33秒6の脚を使っても届かないという始末。呪縛から解かれた前々走がこの馬本来の能力基準で、ラチ沿いが残りやすい馬場にもかかわらず、大外一気を決めればフロックとは思えない豪快さ。前走も引っ掛かって完全にリズムを崩しながら、直線一瞬いい脚を使えばフラワーCと同じ舞台での復活劇はごく自然な流れ。

スマートファルコンが叩き2戦目で混戦向きの自在性が最大限活きてくる。ほぼキャリアのない千六の前走で見せ場十分の0秒7差。絶対的に前々有利の流れだったとはいえ、4角で圧勝が意識できたほどの手ごたえの良さには驚いた。追って案外だったのは本質瞬発力勝負に向いてない先行馬と割り切れば、ある程度のパワーも求められる理想的なコース替わりと距離延長で再びブレイク。

牝馬GⅢは実質牡馬の1600万前後のレベルで通用。休み明けのフェータルローズは挑戦者という立場以上の期待をしたい。何より魅力なのが50キロの軽ハンデ。伏兵馬より3~5キロも軽い斤量なら、数々の試練を乗り越えてもまったく驚かないだろう。千八(2220)はもちろん、デビュー3戦目で1分46秒9からも伝わる千八のスペシャリスト。二千でも2分割れの持ち時計があれば、軽く牝馬重賞に届く数字ということ。前々走は直線狭いところから抜け出せず、ゴール前では行き場を失うロスがあって人気を裏切ったが、前走は内々我慢から一瞬の脚で抜け出して自己ベスト更新。胸を張って重賞に挑める。

オールザットジャズは久しぶりの千八で盲点になるか。3走前は直線入口で先頭もラチ沿いのコース取りが致命的となった0秒5差。前々走は同日の未勝利より5ハロン通過が遅いという驚愕の超スローで展開負け。前走は牡馬相手に通用しないことが浮き彫りなったレースなら、ここ最近の不振は納得がいく。スローに持ってこいの折り合い自在タイプ。千八(4302)、コース2度目の中山で少なくても浮上のきっかけはつかめる。

フミノイマージンは底力だけなら牝馬GⅠ級。酷量の57キロや未熟な鞍上で評価を下げたが、テッポーOKの仕上がり早で千八~二千の距離に戻れば、圧勝があっても驚かない。前走は直線どんなコースも選べた徹底待機策だったが、まさかの馬場悪化が顕著なラチ沿いのコース取りを選択するという判断の悪さ。上位のほとんどが馬場の真ん中から外目を通った馬からもはっきり鞍上の資質の低さの裏付けとなった。鞍上が乗り慣れない中山で内枠を引けば、直線まで仕掛けを我慢して脚を余すか、強引なマクりで道中脚を使って直線半ばで力尽きるか、どちらのケースに絞られる。