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京都裏読み
関東

5R6R
9R10R
11R
関西
1R2R
3R5R9R10R11R
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京都11R

3連単フォーメーション9、10、2⇒9、10、2⇔9、10、2、8、12 (36点)

デビュー2戦目で初勝利、その後もキャリアを重ねるが2勝目が近くて遠い現状ではエリートと言えないグァンチャーレの巻き返しに期待する。直線ごちゃつくのはすべての馬が同じ条件で、単純に展開負けだったといいわけのできないへぐりだっただけに、特に鞍上が力の入る一戦だ。スローの直線勝負はレース前からわかりきったことで、3角前までにいつでも外へ出せる少しバラけた隊列だった事実。それでもあえてラチ沿いを選択。各馬が直線でごちゃついたが、道中はこの馬の直後のラチ沿いを立ち回った内枠の勝ち馬が外から豪快な差し切り勝ち。2着アヴニールマルシェも前壁にあったが、結果的に脚をためられた程度で勝ち馬と同じタイミングから追い出していた。結局手ごたえ十分ながらこの馬だけが最後まで行き場を失って、追ったのは残り100だけなら鞍上の勝負勘の悪さが敗因と断言できる。レコード決着になった3走前は最速上がりで2着馬に0秒2差。差し馬として完成されつつある馬を前々走はまさかのハナに立つという考えられない乗り方ならば、2戦連続で鞍上の不手際から不完全燃焼に終わっていることがうかがえる。デビューから3戦連続の最速上がりの切れ味に陰りはない。ディープインパクトの亡霊を追い続けている鞍上の消極策だけが唯一の不安。行きすぎず、抑えすぎずならば、突き抜ける計算が成り立つ相手関係。

思わぬところで馬名命名騒動に巻き込まれたダッシングブレイズだが、どうやら馬自身は大物の可能性が高まった。デビュー戦は10秒台が含まれる極限の瞬発力勝負で直一気。この馬以外に早くも2頭が勝ち上がっているレベルの高いメンバー構成で決めたことが大きな自信。前走は出負けで鞍上が思考能力を失ったか。超スローを徹底待機、直線もスムーズに捌けないことを考慮すれば、ひいき目でみても鞍上の腕の差という同タイム2着だろう。レース上がりラップが加速ラップの中で最速上がり。時計勝負の課題を払拭すれば、このまま一気に重賞ロードへ。

初戦が強引な勝ち方だったにもかかわらず、前2走で評価ガタ落ちのナヴィオンサトノフラムだが、ナヴィオンはすでに崖っぷちの印象が強い。今後のローテに影響してくるほど、距離の限界が近づいている。2歳夏の時点ではケタ外れの上がり32秒台で注目されてきたが、距離短縮して千四を使った後のレース内容が悪すぎる。百歩譲って前走は道悪が敗因といういいわけを聞けるが、前々走は完全なる鋭さ、力負け。内々で脚をためながら、追い比べで上位2頭と比べるとほぼ止まっているように映った。スロー確実な手ごろな頭数の千六で予想以上の変わり身も望めるが、デビュー当初のような凄みはまったく感じられない。

サトノフラムは少し希望が持てる。改めて振り返ると前々走はまったく別馬のような馬体。もとより腹回りがボテ気味の造りだが、それを割り引いても、まるで千二限界のスプリンターのような立派すぎる馬体だった。それが前走で見違えるほど良化。デビュー戦よりもシャープに映る馬体はひときわ目立っていたことも事実。敗因は超スローを無理やり抑えて自爆するという今後にまったく活かされない凡戦なら、見限るのは早計だろう。デビュー戦の上がりレースラップは11秒5-10秒8-11秒7をほぼ持ったままで2着以下を子供扱い。この馬以外に4頭が勝ち上がる粒揃いのメンバーでこのまま500万低迷は考えられないだろう。乗り方ひとつで簡単に復活できることは言うまでもない。前走は完全に掛かって失速。本質はハナか、番手かのスピード優先の先行型。格好つけて好位差しにこだわるのであれば、悪夢の再現になるだけ。