13、14⇒13、14、９、16、10⇒

13、14、９、16、10、４、３、12　(48点)

アンバルブライベンは重賞とオープン特別との落差がこの馬の特徴だったが、前走でようやく結果を残した。それまで重賞で16、８、４、12着。自分の形が崩れるとモロく、単騎が絶対条件の逃げ馬らしい戦績だった。それでもはまった際のレースはインパクトの強いケタ違いの内容で勝ち上がっている。小倉では１分７秒後半、福島では１分７秒前半を叩き出して絶対スピードを証明。前走は混戦メンバーで盲点となったが、終わってみれば着差以上の強さで今年ブレークが確約されただろう。自身最高上がり時計は32秒９、前２走で連続33秒台の瞬発力はハナさえきれば不発がない。デビュー５戦目からコンビを組んでいる鞍上は完全に手の内に入れているのも心強い。とにかくスタート勝負。

エイシンブルズアイの躍進も期待できる。休養後は距離適性を見極めてスプリント戦に焦点。千二のキャリアも古馬相手のレースもまだ３戦で０秒１、０秒２、０秒４差なら、着順以上に中身は濃い。前走は雨も微妙に響いたと納得。前々走は４角に勝機が浮かぶぐらいの手ごたえから１分６秒台の絶対スピードでまだ底をみせてない。

逆にサドンストームはパンパンの良馬場に不安を残す。これまで34秒未満の上がりは実に14度もあるが、時計勝負に限界が近づいて、京都では１分８秒がひとつの壁になっている。前走も渋り気味の良馬場。本質が常に混戦待ちの追い込み馬は気楽に乗れる立場だけに怖さがある。人気になって妙味なし。

千二のキャリアはわずか３戦。京都も(３２１３０７)で特に数字的な強調点はないが、内コースでもダノンプログラマーには脅威を感じる。今年９歳馬と思えぬ充実ぶり。昨年夏前の休養がよほど良かったか、前々走まで３戦連続の最速上がり。８歳時に32秒台を２度マークならば、自身ピークのレースぶりが続いているということ。34秒未満の上がり時計がわずか２度のリアルヴィーナスに対してダノンは17度。少なくても同じような脚質の馬に切れ負けすることはない。古豪健在。