8、12、7⇔15⇔
8、12、7、4、2、13 (45点)
重賞で必要以上に控えて脚を余すのは、ペース音痴らしい鞍上の負けパターン。先週のスプリングSで改めてリアルスティールの強さを再確認できれば、アンビシャスは前走3着に絶対的な信頼を置いていい。おそらく千六ベストのマイラーで千八はギリギリの限定スタミナだが、逃げ馬不在でスローの瞬発力確定となるメンバーで大幅な減点は必要ない。それより世代最高レベルのレース3着に評価を高めるべきで、距離2度目なら時計も上がりも短縮可能。
紆余曲折あったダノンリバティが完全復調も間近か。休み明けこそ、コーナー回りがぎこちなかったが、前々走はイメージ一瞬の好位差しから0秒2差。前走は直線入口先頭から久しぶりの33秒台の瞬発力で納得の0秒1差だった。今までになかった掛かり癖は鞍上との呼吸の悪さと納得できる。デビュー戦のイメージからもっと走っていい。
ルナプロスペクターは裏街道からの2勝馬だが、キャリアに反してスケールは相当大きい。デビュー戦は上がり32秒台、順当勝ちを決めた前々走ではきっちり時計を短縮して理想的な休養。ひと息入って前走は前々有利の馬場と流れを中団後方から外一気の見事な勝ちっぷりがオープン級そのものの証となる。再びひと息入ったのは誤算としても、走るたびに凄みを増していく成長パターンは見逃せない。
シュヴァルグランは些細な歯車の狂いが大きな誤算となった。賞金加算が命題だった京都2歳S3着がすべての始まり。確勝を期した自己条件で取りこぼして、前走は跛行で取り消しの最悪な結果。皐月賞はワンチャンスだけで、賞金のボーダーラインが高くなったダービーもほぼ絶望的。常識的にはまずは復活への手探りレース。
アッシュゴールドは陣営、鞍上が兄の幻影を追い続けてクラシックを棒に振る可能性は高まっている。兄以上に千六に固執すれば、活路を見出せたが、どうやら本格化前にもかかわらず千八で運命を決めるようだ。確かに前走は4角でごちゃついて追い出しの遅れたロスが痛かったが、結局ほぼ流れ込みの内容では強調材料はまったく見出せなかったのが現実。多頭数になって再び必要以上に控える鞍上ではワイドラインが限界。 |