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中山裏読み
関東
3R4R5R6R9R10R11R12R
関西
1R3R4R5R6R9R10R11R12R
ローカル
1R3R
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中山11R

3連単フォーメーション9⇒6、2、4⇔6、2、4、1、12、5 (24点)

フェノーメノは乗り替わりの連続がプチスランプを深刻にさせているだけ。見た目には衰えどころか、充実を感じさせる好馬体。GⅠ2勝を含む重賞5勝馬はひとつ歯車が噛み合えば再びGⅠロードで輝ける。前走もうまく立ち回ればもっと際どかった内容だった。完全に引っ掛かる大へぐり。それでも0秒4差まで踏ん張れたことがスランプ脱出のシグナルで、二千五の上がり時計ベスト更新にも表れている。二千、二千二、二千四が持ち時計ベストの手薄なメンバーとなって取りこぼすことは許されない。

昨年の菊花賞に出走した馬はまるで呪いがかかっているような失速ぶり。激走の反動は思っていた以上に深刻で、トーセンスターダムトゥザワールド以外はほぼパンクや凡走を繰り返している。それだけ肉体的に酷使されたサバイバル戦を改めて認識すれば、2着サウンドオブアースが古馬初対戦でいきなり結果を残すことは考えにくい。

ウインバリアシオンは正念場が続く。本来は末脚自慢の切れ者だが、瞬発力に陰りが見え隠れして得意の流れになって掲示板も遠くなった。天皇賞春2着で完全なる燃え尽き症候群。これまで7度の最速上がりを経験してきたが、前走のメンバーNo8の上がり時計が決定的な衰えの証拠か。いずれにしてもここは半信半疑。

クリールカイザーの前走は前々が絶対有利の超スロー。ゴールドシップが3角過ぎから動かなかったことが理解できない恵まれた展開だった。一旦マクられても動じず、4角前からスパートしたクリールはごく普通の乗り方で後続が差せなかっただけ。思わぬ形で重賞が転がり込んできたが、本質GⅡならワイドラインが能力基準。中山(531132)のコース適性の高さだけが頼り。

アドマイヤゼウスの前走は直線で抜け出すまでに時間がかかったが、結果最速上がりで着差以上の圧勝劇。休み明け、古馬初対戦、キャリアはわずか9戦目を考慮すれば、単なるGⅡ制覇ではない重み、凄みを感じる。これまで最速上がりは5度。不発のない瞬発力は休養を挟んでさらなる磨きがかかっていた。次世代エースとしての風格もあるが、直線の長さが生命線になる瞬発力型で中山適性の低さからやや割り引く。