12⇔3、9、5、13⇔
3、9、5、13、4、14、11、7 (72点)
12-3、9-3、9、5、13、4、14、11、7 (13点)
馬っぷりは子供でもレースぶりは豪快そのもの。マコトルーメンの意外性に注目した。大出遅れから必要以上の4角ブン回しで直一気。勝ち時計は平凡としても、パワーを求められた馬場で上がりレースラップのラスト2つは加速ラップに中身の濃さがうかがえる。馬場の回復が遅れるほど自信が増す。
ブランボヌールはディープ産駒らしい底力を示した。スタート直後は追っ付け気味だったが、行き脚ついて好位追走のセンスの良さ。直線では前が開くと最速上がりできっちり差し切っている。相手に応じて緩急自在で、いかにも混戦向きのレースセンス。パワー馬場がどう響くかだけ。単あって連なしか。
ラッキーボックスは開幕週で絶好の馬場状態。ある程度の割り引きが必要だが、それでも上がりレースラップをすべて11秒台にまとめて1分9秒3は立派で、4着馬に1秒3がスピード基準になる。2頭の兄姉はいずれもダート馬。けっして軽い馬場が身上のスピード一辺倒ではない。
オデュッセウスはハナを切った前走でさえ行きたがる仕草。追い切りでも懸命に抑えるのに苦労すれば、現時点で控える競馬は通用しないだろう。二の足の速さでハナを切れた前走からも外枠は大幅な減点材料になる。
ドナルチアの連闘策は脅威。まとまった馬体のバランスは数字以上の逞しさで、とりわけハナにこだわらなかった初勝利の前走内容は秀逸だった。直線入口で完全に並ばれたが、そこから追い比べで一気に突き放す横綱相撲。時計、着差以上の強さでスケールは極めて大きい。
アルマククナは自信満々の騎乗。残り100になって一瞬にして交わした瞬発力を距離延長で同じような脚が使えるかどうかだが、血統的にはむしろ千二歓迎の下地。穴ならこの馬という感触。
レディトリスは直線入口、持ったままで先頭に並んで軽く追って完封。アルマほどのインパクトはないが、それでも新しいトレンドになるかどうかのエンパイアメーカー×サンデーサイレンスの配合は軽視できない。 |