1、9⇒1、9、2、3⇒1、9、2、3、7、5 (24点)
プロディガルサンは人気先行の嫌い。兄リアルスティールとダブらせるのはあまりにも早い。デビュー戦で比較すると完成度は雲泥の差だろう。直線で何度も手前を替えてムチは使わなかったというより、使えなかったというレベルの幼さ。最後は強烈に内にモタれる仕草が出れば、素質だけで勝ったようなもの。同日の3歳未勝利の千八勝ち時計が1分47秒7の馬場。クラシックを目指す勝ち馬が1分36秒9の決着ならば、加速していく上がりレースラップが最低のクリア条件。最後のラップが11秒9はいかにも物足りない。見た目にとりわけ大物感漂うこともなく、乗り替わりや距離延長、4度のコーナー回りなど数々の微妙なズレがある条件で真価を問いたい。同じ1戦1勝でもストロングタイタンの完成度はズバ抜けている。1分50秒台の決着で上がりレースラップは減速なしのすべて11秒8という破格の数字。軽くしごいただけの楽な差し切り勝ちで、ダート血統というイメージを完全に払拭した強烈なインパクトが残ったまま。 |