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阪神裏読み
関東

9R10R
11R12R
関西
1R2R
9R10R
11R12R
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阪神11R穴推奨レース

3連単フォーメーション5、6⇔5、6、15、7、11⇒

5、6、15、7、11、1、9、2 (84点)

ディープ×ストームキャットは距離、時計勝負、瞬発力、フィジカルの強さのいずれかは一流より劣るというのが持論。同じ配合のキズナエイシンヒカリサトノアラジンは距離の限界が確実に示されただけに、休み明け初戦を二千四選択したリアルスティールは不安の方が大きくなる。前々走はディープ産駒が屈辱的な完全なる鋭さ負け。前走は前々走と真逆に相手のミス待ちの徹底待機でも通用しなかった。鞍上のGⅠでの勝負弱さといえばそれまでだが、デビュー2連勝時のような強烈なインパクトは残ってない。骨折明けで試練の距離。極端なスローになった際の瞬発力勝負が唯一の好走パターンになる。

リアルに立ち向かえるのは総合力を求められた際にリアファルの意外性だろう。デビュー7戦目の初芝だった前走が見事な転化。芝仕様の仕上げでシェイプアップした馬体は数字ほど細くなく、何より展開に恵まれたというより、芝への対応を確実に示したことが大きな自信になっている。前走は超スローで直線入口にズラリと横並びからメンバーNo3の瞬発力に適性の高さがうかがえた。直後の小倉記念を勝ち上がったアズマシャトルより上回った上がり時計なら、同世代の重賞級は間違いない。姉マリアライトと同日兄弟重賞制覇を狙う。

ベルーフに変わるハービンジャー産駒の出世頭としてマッサビエルは、初重賞挑戦でも軽く突破できる感触がある。これまで徐々に距離を延ばしながら4戦して3度の最速上がり。ますます磨きのかかった瞬発力は凄みさえ出てきた。前々走は直線入口で大外へ。超スローを考えれば仕掛けはかなり遅かったが、まったく問題のない直線一気を決めて初重賞という格下感がなくなった。前走は残り1ハロンで先頭に立ってそこからさらなる切れ味を披露。着差以上の強さで本格化も確信して、母母メジロドーベルという血統的な下地と勢いを重視する。

アルバートドックはいかにも京都得意なディープ産駒の可能性が高い。安定感と強さを発揮してきた京都(211000)と比較して阪神(110101)はどこか頼りない。3角過ぎの仕掛けがなく、各馬直線入口まで我慢するコースのみの強さならば、コース替わりでエンジンのかかりの遅さはさらに深刻になりそう。いずれにしても十分な賞金で先を見据えた乗り方が濃厚。本番の京都で狙いたい1頭。

キロハナは血統譲りの体質の弱さで春のクラシックを棒に振った。順調ならば間違いなく重賞のひとつは制覇していた逸材。前々走はデビュー戦こそ平凡だったが、前走はクラシック級をにおわせた好内容だった。ムチを使わず、残り100から流し始める圧勝劇。負かした相手が後の毎日杯2着ダノンリバティ、フローラS3着マキシマムドパリを子供扱いに中身の濃さが伝わるだろう。超一流馬とレース未経験が唯一の死角。ひとまず胸を借りる立場で、過剰な人気では妙味なし。