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中山裏読み
関東

9R10R
11R12R
関西
1R2R
9R10R
11R12R
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中山11R

3連単フォーメーション15、3、4⇔

15、3、4、7、12、6、14、5⇔15、3、4 (96点)

ロゴタイプはどこへ向かっているのか。皐月賞馬の迷走はまだまだ続きそう。とにかく不可解なレースマネージメントの連発。銀河系軍団の厩舎なら百歩譲って納得できるが、年に10勝がひとつの壁になっている弱小厩舎としては高望しすぎた結果の末路となっている。この馬は皐月賞以来、勝ち星がなく、11戦してわずか2連対。朝日杯、スプリングS勝ちを含んだ4連勝を決めた皐月賞の勢いからは誰が見ても完全なる尻すぼみだろう。千六~千八がベスト、二千がギリギリとなる現状のスタミナの中で、再び未知なる距離への挑戦では今までの繰り返しになる可能性は高い。道悪競馬が多かったとはいえ、これまで33秒台の瞬発力はわずか1度だけの経験。道悪でも良馬場でも極端な上がり勝負の弱さは数字が物語っている。あっさり勝てるほど相手は低調だが、数字からは何ら強調材料が見当たらない。

実質牡馬GⅠにあと一歩届かないGⅡ~GⅢレベルならばサトノノブレスの復活。少なくてもスランプ脱出のきっかけはつかめる。ディープ産駒としては異色の先行馬。すでに瞬発力勝負では分が悪く、スローの前残りが勝ちパターンだったが、ここ3戦はなぜか必要以上に控えて自ら苦しい競馬を強いられている。3走前のたった1度の2着で徹底待機を選んだという浅はかな考えが明白。乗り替わりと仕切り直しの休み明けで古豪復活は、ごく普通の流れになる。菊花賞2着、昨年の天皇賞春はゴールドシップと同タイムの0秒5差8着、天皇賞秋は0秒3差。これだけのGⅠ実績を残している5歳馬が56キロは何より恵まれた条件。牝馬GⅠ馬に力でねじ伏せる。

ショウナンパンドラを客観的に判断したい。宝塚記念はあくまでも展開の利が最大の好走要因で、各馬に典型的なスローペース依存症が出たということ。同日500万より5ハロン通過でわずか0秒1だけ速いラップにもかかわらず、レースの上がり時計は0秒2、時計は0秒4上回っただけ。GⅠと考えられない超低レベルな数字がここまで並るとどこまで減額すればいいのかもわからなくなる。まさに泥仕合だからこそ、牝馬2頭が馬券に絡むという結果になったことは言うまでもない。前走は直線早々に前方がクリアになる展開だったが、完全なる鋭さ負けが現状の牡馬との能力差。勝ち鞍のない阪神(011001)でどう立ち回るか。鞍上の腕試しの一戦ならば、GⅠで"イップス"連発の鞍上に怖さはない。

ヌーヴォレコルトショウナンよりさらに厳しいレースが待っている。中山記念で評価を上げた牝馬も結局ロゴタイプ程度の勝ち馬。3着ステファノスはGⅢレベル、1番人気の5着イスラボニータは同世代のみの良績ならば、時計のかかる馬場や低調なメンバーに恵まれたということが否めなくなる。前走のメンバーNo8の上がり時計が牡馬相手の瞬発力との決定的な差。距離も確かな裏付けのない現状では、ますますワイドラインから遠のくか。

Cコース替わりに加えて、ごく普通に単騎逃げ。マイネルミラノは展開の利と馬場を味方につけて大駆けの計算が成り立つ。一歩ずつ階段を上っていく地味な戦績だが、父ステイゴールドらしい上昇ぶりは天井知らず。今年に入って初の重賞挑戦は2番人気で返り討ちにあったが、続く小倉大賞典で3着に0秒5差、中日新聞杯は0秒3差。出遅れから大逃げとなった前々走は鞍上の気負いがすべてと割り切れる。時計とスタミナを求められた前走でほぼ勝ちパターンに持ち込めば、重賞未勝利以上の底力が期待できる。条件を見極めて狙いを絞って二千二に照準は悪くない。

レッドレイヴンは微妙な乗り替わりだが、前任騎手よりはチャンスが膨らむ。とにかく前2走は完全なるペース音痴の展開負け。特別、重賞では勝ち鞍に比べて極めて少なくなる鞍上らしい結果ということ。必要以上に控える競馬に美学でもあるのか、資質を疑っていい下手乗りだった。前々走はスローで離れた後方待機。前走は4着エアソミュールをマークする意識が強すぎて共倒れになったミス。体内時計などない鞍上から乗り替われば、オープン特別2勝の実績は買える。