5、2⇔5、2、4、15、9⇔
5、2、4、15、9、1、16、10 (108点)
ルージュバックの取捨がすべてのカギを握る。結局これまでキャリア不足のモロさから歯車が狂い始めた脱エリート馬。クラシックまでできるだけダメージを少なくしたいために最短のローテーションを選んだ結果が見事に裏目に出ている。やはり月1のローテで連続3戦しても耐えられるスタミナが大事ということを改めて認識させただろう。桜花賞ではくしゃくしゃにモマれて子供っぽさ全開。3角前のごちゃつきから戦意喪失して位置取り悪化でギブアップしている。オークスはひと叩きでいくらか改善されたが、それでも勝ちパターンに持ち込んで、直線の大事な追い比べ時に苦しがってヨレている。デビュー2戦はほぼ持ったままの楽勝、3走前は伸びることのない大敗ゆえに本気で追ったのがオークスから。エリ女ではヌーヴォレコルトをマンマークで追い出してからの反応の悪さが致命傷になった。34秒台が7頭もいる有馬記念では末脚自慢にとって屈辱的なメンバーNo8の上がり時計に人気と完成度が比例してないことが示されている。一流馬とはいえ、極度のスランプ状態のワンアンドオンリーは斤量が4キロも重いにもかかわらず、上がり時計も劣って交わされたのが現実。前走よりも格段にメンバーレベルは低下するが、人気ほど信頼感ないだけに過信は禁物。
ルージュ以外はどんぐりの背比べ。アースライズを物差しにすればリーサルウェポンでも十分に通用する。前走は10カ月ぶりの千四でさらに前回の千四は500万。慢性的な置かれ癖としても、明らかにペースの戸惑いが感じられれば一過性のポカとして割り切るべき。早仕掛けで必要以上の大外ブン回しという鞍上の甘さの減点があって0秒2差。50キロの恵量とはいえ、メンバーNo3の上がり時計にも価値を見出せる。(330214)の隠れ左回り巧者が距離延長、恵まれたハンデ、中京コースなど、数々の走る条件が揃って大駆けムード。
そのアースライズは完全な鋭さ負けの前走に落胆。前々総崩れでこの馬向きの流れ。残り1ハロンで先頭の勝ちパターンだったが、そこから伸びが鈍り始めて残り100で完全に止まっては上がり目が望めなくなった。秋華賞5着は超ハイペースにはまっただけで、本質は1600万卒業ほやほやのオープン予備軍ということか。置かれると外ブン回し確定のコンビ。とにかくスタート五分が絶対条件になる。 |