3⇒7、14、16、9、2、13
7、14、16⇒3⇒7、14、16、9、2、13 (15点)
みえみえの超スロー確定メンバーにもかかわらず、逃げて圧勝の前々走から一変して控える競馬。小細工できるほど技量が成熟してない鞍上ほど策に溺れるというJRA特有の負けパターンにはまったダイアナヘイローを見直したい。微妙な乗り替わりでもこれで迷いがなくなったはず。残り4ハロンから加速ラップとなった前々走は追い込み競馬の中で逃げ切った中身の濃さ。改めて時計以上の凄みを感じさせている。前走の3着馬ワントゥワンはチューリップ賞勝ちのシンハライトの2着実績。4着馬エルフィンコーブはデビュー2連勝馬。キャリア1戦で挑んで実績馬に先着なら、明らかにフロックではない。いずれにしてもハナを切って完全燃焼。スタートに集中するだけ。
レースレベルの低さが見え隠れしていたジュベナイルFが泥試合確定。チューリップ賞でGⅠ2、3着馬が大惨敗。4着馬も次走馬券圏外、6~9着馬も次走見せ場なく終われば、ジュベナイルFの着順や着差に価値を見出すことは不可能に近くなった。乗り替わりなしで何の刺激も工夫も見込めないという新鮮味のないメイショウスイヅキは、馬体の良さと結果が反比例した前走がスランプの証か、鞍上との相性の悪さか。デビュー3戦連続の最速上がりの切れ者が、ほぼ不発に終わった前2走で評価は急降下している。状態、鞍上のどちらかの要因としても、ひと叩き後、乗り替わり後の狙いがセオリー。
重賞馬のキャンディバローズも同程度の評価が妥当だ。結局超スローの直線勝負という単純な混戦重賞レースを制しただけで、33秒台が7頭もいて最速上がりより0秒6差も遅かった前々走の数字は、着順以外が平凡そのものだったことは言うまでもない。残り150まで踏ん張ったとはいえ、前走は終わってみればズブズフの大惨敗。早くも壁に当たったディープ産駒に一変は望めない。
アットザシーサイドは最速上がりより0秒2だけ劣ったメンバーNo2の上がり時計でも試練覚悟の挑戦になる。その最速上がりだったペルソナリテはアットより時計で0秒1遅かった6着だったが、クイーンCで10着の惨敗。小柄な馬で成長がなかったとしても、どうにもジュベナイルF2着以下に強調点が見当たらない。ひとまず450キロ以上の馬体で変わり身待ち。
徹底したマイル路線だが、前2走は道中折り合いを欠くリズムの悪さでクードラパンには変わる余地を残している。見た目の良さからもっと走っていい雰囲気はあるが、前々走は見せ場もない惨敗。前走は超スローの前残り競馬で残り100までの抵抗に終わるという不甲斐なさなら、距離変更だけが頼りになる。
相手なりに走るソルヴェイグも試練を迎えるか。すべて掲示板の安定感はさすがにオープン相手になると微妙になる。単純な上がり時計比較でメンバーNo11というレベルの低さ。良馬場はわずか1戦だけの経験である程度の割り引きが必要としても、単に勝負弱く、器用貧乏の傾向が強まってパフォーマンスそのものが落ちていることが否めない。 |