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中山裏読み
関東
1R2R
9R10R
11R
関西
1R2R
9R10R
11R12R
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中山11R

3連単フォーメーション7、6⇒7、6、12⇒7、6、12、3、2 (12点)

いきなりグランプリホースの激突だが、ゴールドアクターの取捨は難しい。馬の力だけはカバーできないほど鞍上の資質の低さが露呈し始めたからだ。前走は京都素人の鞍上らしいへぐりだった。ご法度の3角過ぎから仕掛け始める暴挙。過去10年の中、良馬場ではワーストNo2でも踏ん張れなかったのも当然で、ここではすべての馬の目標になってますます乗り難しくなることが最大の懸念材料となったか。人馬ともに絶対的に自信のあるホームコース。中山(310100)で連続ミスが許されない立場となってプレッシャー負けだけは避けたい。どう乗りこなすか。慣れたコースで鞍上の腕が試される。

マリアライトは大一番で底力。とにかく本番での強さは牝馬らしからぬ迫力で、時計がかかる馬場としても今季文字どおりの本格化に疑う余地はない。有馬記念、目黒記念は典型的な極限の瞬発力勝負。上がり33秒台以下が6回の経験とはいえ、本質自在性と勝負強さが身上で極端な上がり勝負ではひとつ壁を破れない。スローになりやすいメンバー構成が若干の不安点だが、宝塚記念の2~4着馬はいずれもGⅠ2勝馬というドゥラメンテキタサンブラックラブリーデイ。中山(202110)、二千二の持ち時計はメンバーNo4で休み明け(113011)の仕上がり早。苦手な瞬発力勝負が避けられなくても主役は譲れないか。

行くしかない単調な先行馬をまさかの待機策。カレンミロティックの前走は年齢的な衰えというより、馬の特性を理解してない鞍上に乗り替わったことが裏目に出ただけ。予想以上に馬場にも苦しんで阪神(322313)の相性の良さがまったく活かされなかった。東京、中山だけに良績はないが、一番走る休み明け(312313)。年齢的に一戦必勝で人気的にも失うものがなければ大胆な乗り方から大駆け期待。

昨年に海外遠征のダメージからなかなか回復できないでスランプに陥ったワンアンドオンリーが今年もまさかの遠征。"にんじん"ほしさに現役生活を短くするという典型的な路線を歩んでいるだろう。谷間の世代としても堕ちていくダービー馬。2年前の神戸新聞杯勝ちから日本馬場では掲示板の記録もない現状が心身ともに燃え尽き症候群を裏付けている。一流馬が存在する重賞ではなす術がないのが現実で、まずは入着目標からのきっかけ造り。

ショウナンバッハは昨年のジャパンCの最速上がりだったが、自力で動けない不器用さがネックとなった12着では価値を見出すことが難しい。クリールカイザーは7歳時に1年以上のブランク明けで年齢的にも手詰まり感。ツクバアズマオーは意外にもオープンでの壁が分厚い。上がり33秒台以下がわずか2回だけの経験という瞬発力不足がモロに弱点として浮き彫りになっている。残るはサトノノブレスだが、関東コースに勝ち鞍のないのが現実で中山、東京(010204)。輸送に弱いというより、スピードと瞬発力を求められるコースに苦手意識の可能性が秘められている。