5、4、6、13⇔1⇔
5、4、6、13、9、10、3、12 (84点)
シュンドルボンの人気はルージュバック基準からか。いずれにしても過剰な人気先行で確かな裏付けはまったくないのが現状だろう。3連勝でGⅠに挑んだ5走前が初重賞挑戦。続く愛知杯では1番人気を裏切ったが、3走前の中山牝馬Sでルージュバックを負かしたことで一躍人気馬となった。当時相手は休み明けで斤量2キロ増。5ハロン通過が同日の未勝利より遅い超スローにもかかわらず、上がりレースラップは加速でも減速なしでもない平凡な11秒台後半というレベルの低さ。ルージュは相手なりに構えた手探りの乗り方と休み明けらしい動きならば、力でネジ伏せたというより展開にはまっただけという印象が強まる。この馬の特性は相手なりに動いて見せ場までの前走が本来の姿。最近は上がり時計ベストを更新どころか、上がり33秒台も久しくない。瞬発力勝負の自信も揺れ始めてきただけに高速馬場の壁は相当高そう。
相性の悪い鞍上そのままのスマートレイアーに上がり目が望めない。そもそも必要以上に控えて1年以上も勝ち星なしから復活させたのは乗り替わりの刺激がすべて。それまでまったくイメージできなかった先行策でオープン特別で再び息を吹き返している。3走前、前々走と完璧な逃げ切り勝ちが逃げ馬としての資質の高さということ。抜群のスタートながらハナを切れなかった前走は、鞍上の勝負勘の鈍さ、勝負弱さを示している。失敗を恐れて強気に逃げられないのが現実。本来はハナ確定メンバーでもアテにならない鞍上配置で人気集中なら妙味はない。
相手なりに動けて大崩れはないものの、連対、ワイドラインで一進一退が続くカフェブリリアントは昨年の悪夢がよみがえる。道中は離れた後方で完全に引っ掛かる折り合い難を露呈。最速上がりで大外から急襲したが、残り100になってピタッと勢いが止まったことは紛れもない距離への壁。2度目で良化余地を残すが、それでも丸1年も千八を経験しなかった事実は見逃せない。ターコイズS、ヴィクトリアMでも掛かり癖は強烈だった。
同じく距離2度目でもマジックタイムは安定感も勢いも状態の良さも違っている。まさにピークをにおわせるベストタイムを連発。前々走で千六の持ち時計を更新。前走で自身の上がり時計ベストタイとなる数字を叩き出している。千八はデビュー以来だが、牡馬相手にも接戦の連続だった千六で一流の数字を残してきた絶対スピードから、圧勝があっていい力関係。オークス惨敗も含まれた東京(230005)は見た目以上にコース適性は高い。 |