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京都裏読み
関東
1R2R
10R11R12R
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1R2R
7R8R
9R10R
11R12R
ローカル
1R2R
3R11R
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京都11R推奨レース

3連単フォーメーション10、16、8⇒10、16、8、14、1、9⇒

10、16、8、14、1、9、7、2 (90点)

3連複1軸BOX10-16、8、14、1、9、7、2、18

前々走まで瞬発力勝負に確かな裏付けがなく、春先の馬体から受けるイメージはマイラーそのものを嫌って前走のビッシュを軽視したが、まったくの的外れだった。ひとマクりで最速上がりから完璧な好位差しにただただ脱帽。ひと夏を越して驚くほどの成長を遂げた。これぞディープ産駒特有の成長力の凄さ。別次元の末脚で着差以上の差し切り勝ちは見た目以上のパワフルな走りだった。スピード、競馬センスに瞬発力が加わって十分すぎる自在性と勝負強さ。心身ともに充実という体調面にも太鼓判ならば、何とも青写真どおりにタイミングのいい大一番。つい最近、完全に目覚めたディープ産駒が短い期間で陰ることはない。一戦ごとのパワーアップがこれまでの傾向でここもノンストップの快進撃か。輸送の馬体減りをクリアすれば死角らしい死角はない。

ジュエラーの前走は着順、着差にそれほど意味はない。鞍上特有の直線半ばでレースを捨てた典型的な例。それよりも理想的な馬体に成長したにもかかわらず、まったく反応しなかったことが問題だろう。ポリトラック調教の弊害か、一過性のポカなのか。いずれにしてもライバルのシンハライト回避で断然抜けた実績にもかかわらず、どこか危うさ、物足りなさが見え隠れしている。血統を振り返れば、姉ワンカラットも桜花賞後から約1年ほど長いスランプ入り。姉サンシャインは早熟、姉ベアトリッツは好調期間が短かった。見た目の良さと結果が反比例している現状ではどちらに転んでも驚かない。半信半疑。

メジャーエンブレムの完封実績は昔話になってきたデンコウアンシュだが、復活のシグナルが前走で出た可能性を残している。これまで地元関西5戦して1勝という予想外の適性の低さは阪神だけが特に苦手意識が強かっただけか。前走はイメージ一新の好走でフィジカルの弱さが解消したと断定すると京都替わりは何よりの好材料になる。重馬場にもかかわらず千八の持ち時計更新はもちろん、上がり時計がメンバーNo2でいいリフレッシュになったことを証明。以前より置かれすぎることない位置取りの数字だけにそれだけでも価値を見出せる。

ビッシュ同様に成長中なのがヴィブロスだ。馬体の成長はないものの、確かな精神面の成長。多くの馬が3角で不利あったが、この馬は特にアオりを受けた。それでも盛り返して最速上がりから唯一の掲示板確保。見た目の非力さが全面に出ていた春から一変して逞しさと大人びたレース内容に本番への好走が、期待できる理想的なステップレースとなっている。瞬発力勝負にメドを立てて前々走の初の最速上がりがフロックでないことを証明。数々の課題クリアで以前の自信を取り戻したか。自力で動けぬ不器用さを内回りとなって鞍上の技量が求められる。まずは馬体キープが大前提。

馬体の成長としては物足りない18キロ増。レッドアヴァンセは以前の輝きを取り戻すにはまだ時間がかかりそうだ。スタート下手で前半は必要以上に置かれる癖馬として固められたのが成長止まった大きな要因。最速上がりを連発していた頃の440キロ台は丸みを感じられたが、前走で平凡な見た目と結果が直結ならばさらなる馬体増がひとつの課題か。いずれにしても内回りの二千で何の強調点も浮かばない。

アルテミスSでメジャーエンブレムと接戦、ジュベナイルFは0秒9差、チューリップ賞は0秒4差。これだけの実績を残しながら前走11番人気となったクロスコミアは単純な人気の盲点。ハナを切ったことは意外でも、実績そのものは走って当然でむしろ実績、能力どおりの2着だろう。完全な勝ちパターンで差し切られたのは鞍上のツキのなさと納得するしかない。昨年GⅠの1勝を含む重賞13勝の鞍上が今年はJRA重賞未勝利という負のオーラが乗り移ったか。いずれにしてもギリギリの馬体で激走した反動からの馬体減りは避けたい。パドック注目。

人気先行、評判倒れの寸前だったカイザーバルが千八で復活とは意外だった。完勝とはいえ、3走前も終始行きたがってギリギリ折り合った程度の気難しさ。前々走も千五で折り合い難を露呈すれば、評価を上げられないのも自然な流れだった。前走はさらなる距離延長で掛かり気味だったが、極限の瞬発力勝負にならなかったことが奏功。メンバーNo2の上がり時計で粘り込んで上々の試運転になったことは言うまでもないが、阪神(201001)から京都(010001)。未知なる距離二千、高速馬場の適性の低さなど、数々の条件悪化で一気にハードルが上がることは間違いない。はまった際のワイド要因。

エンジェルフェイスの乗り方には正直がっかりしている。行くしかない逃げ馬として評価は固まっているが、前2走で乗り替わってもハナへ行く気配さえない消極策。瞬発力の限界と展開に注文のつく条件限定の逃げ馬は展開がすべてのカギを握っている。絶好枠と1角まで距離の長いコース体形をどこまで活かせるか。馬っぷりの良さは相変わらずで前走でも気配落ち、陰りは感じられなかった。とにかく問答無用の逃げにこだわること。ハナ以外では手も足も出ない。