1、11⇒3、10、4、14、7 (30点)
1、3⇒10、4、14、7(24点) 11、3⇒10、4、14、7(24点)
1-3、11、10、4-
3、11、10、4、14、7、5 (18点)
1、11、3、10、4、14
まさに電光石火、一撃必殺。ヴィブロスは馬体から受けるイメージのひ弱さやモロさ同居の評価を一変させた。とにかく前走は圧巻のレースぶり。向正面では追っ付けどおしで行きっぷりの悪さだけが目立っていたが、直線400メートル超のコースで直線入口は先頭から約5馬身差のラチ沿いの位置取り。そこからいくらか強引に外へコース変更した残り250からエンジン全開、一気に加速して残り50で楽々差し切っている。5着馬には約5馬身以上の圧勝劇。ワールドクラス相手に横綱相撲はもちろん、道悪で切れ切れの瞬発力を披露したことも驚きだった。ヴィクトリアMを2連覇した姉ヴィルシーナ、重賞で上位常連の兄シュヴァルグランを超えた瞬間でもあった。いずれにしてもすべては帰国後にかかっている。燃え尽き症候群なのか、遠征疲れなのか、各馬を襲う海外帰りのスランプさえなければ、暮れまでのGⅠ戦線でもうひと暴れが期待できる。
昨年のこのレースで4か月ぶりをクリアしたとはいえ、休み明け(200012)。さらに東京(100003)で稍重も加えると道悪(210003)。得意なのか、苦手なのか、中途半端な実績を残すクイーンズリングの取捨は悩む。少なくても香港遠征で完全に歯車が狂って以前のリズムにないのが現状。前々走は得意なはずの阪神で初の掲示板外。前走は切れ味自慢の瞬発力型がメンバーNo10の上がり時計に海外遠征帰りスランプの深刻さがうかがえる。ひとまずきっかけ造りのレース。
アドマイヤリードも先行き不安だ。前走は前日の1000万と比較すると1600万に届かないレベルの数字。鞍上が完全にペースを見誤ったへぐりとしても4、5着馬よりわずかに上回る脚色では強調点を見出せない。千八(220002)、千六(310012)。マイラー色が強まってきたことが否めず、稍重を含めると道悪(310001)の得意な条件で現状の本質を見極めたい。
重賞経験は牝馬限定のみだが、クインズミラーグロは重賞2着1回3着4回を前5走でやってのけた。抜群の安定感ととるのか、致命的な勝負弱さととるのか。評価は分かれるが、少なくてもデビュー以来、ピークの状態であることは間違いない。休み明け(012002)より叩き2戦目(100201)、叩き3戦目(300010)。使いながら調子を上げていくタイプだけに、ひとまず東京(101104)で評価を下げた。
牡馬混合の1600万を勝てば牝馬重賞で通用が持論。条件戦から勝ち上がった馬は何頭かいるが、中でもクロコスミアの成長ぶりは注目できる。徹底した先行策にこだわって以前のモロさが解消。3走前はレコード勝ち、前々走は自分のスタイルが崩れても重賞4着、前走はガサのない牝馬が56キロを克服。逃げ馬が最速上がりで圧勝すれば文句のつけようがないスケールアップぶりということ。ローズS2着は勝ち馬シンハライトに同タイムでデンコウアンジュ、アドマイヤリードに楽々先着。阪神牝馬Sではトーセンビクトリー、デンコウアンジュに先着で54キロは恵まれている。 |