6、10⇒6、10⇒9、4、3 (6点)
6、10⇒9、4⇒6、10 (4点)
6、10-9、4、3、5 6⇒10、9 10⇒6、9
昨年のダービー馬、皐月賞馬、秋華賞馬が揃って、まさに世代交代を象徴するレース。GⅠの叩き台としてはいくらか早いものの、精鋭の4歳馬が揃ってレースレベルの高さは確約された。中でもダービー馬レイデオロは格が違う。厩舎特有の度重なる休養。前走は変則的なローテーションが良くて2着だったのか、悪くて勝ち切れなかったのかは微妙だが、古馬一線級相手にメドを立てたことに変わりない。ダービーはペースを考慮しても平凡な時計と標準的な上がり時計。超スローからご法度の大マクりで勝ち上がれたのは、あくまで鞍上の好プレーのイメージが強すぎたため前2走は最大級の評価ができなかったが、前走で超一流馬まで上り詰めた感触さえある。前走は過去10年でNo4の勝ち時計。2分23秒台以下の勝ち馬はウオッカ、ジェンティルドンナ、エピファネイア。2着とはいえ、これらの馬に肩を並べる時計だったことは言うまでもない。すっきり仕上げてきた前走以上の馬体増が理想。
アルアインは二千二が距離のボーダーラインとして評価を固めている。ミッキースワローの大駆けとはいえ、前々走は余力十分に立ち回ってまさかの鋭さ負けが強烈な残像として残っているからだ。本来突き抜けて当然と思えた手応えの良さと展開の利。上がり33秒台は勝ち馬とわずか2頭だけに価値を見出すことはできるが、圧倒的な強さだった4走前、レースレコードを叩き出した3走前からも一番強い内容だった千八~二千が距離ベストをにおわせている。いずれにしても今後を占う大事レース。正攻法で攻めて適性を測るべき。
菊花賞上位組がその後不振に陥っている。5着ダンビュライト以外は目立った好走がない。特に1、3、4着馬は深刻。勝ち馬は海外で惨敗、3、4着馬はその後2戦した自己条件でも勝てない始末。上位ほど長距離適性と道悪巧拙の差が如実に出た可能性があれば、2着クリンチャーも疑ってかかるのが正解だろう。ダービー、セントライト記念の着差からすでにレイデオロ、アルアイン逆転は不可能な数字。あくまで馬場悪化が大前提になる。
ここまで牡馬に一線級が揃うとモズカッチャンの出番は考えにくい。牝馬GⅠ馬でも実質は牡馬オープンに届かないレベルが多数いるのが牝馬路線の実情。二千二の持ち時計はメンバーNo6、二千はNo10に決定的なスピード不足が示されている。さらに上がり33秒台はわずか1度だけの瞬発力不足。道悪だけが頼りか。
先週のきさらぎ賞は誰が乗っても同じような結果になったのではなく、下手な鞍上が乗ったからこそ、馬の気性の悪さがさらに際立ったということ。重賞ではめったに見られないほどの大へぐりで歴史に残る鞍上の汚点となったが、気楽に乗れる人気薄なら話は別。京都(220310)に絶対的な自信あるミッキーロケットで鞍上にとって先週のリベンジ戦となる。最速上がりを連発していたのは過去の話で、いまや年齢的な衰えが見え隠れしてタフな条件で本領のタイプ。稍重(120101)、道悪(01001)で時計のかかる道悪は願ってもない条件。 |