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中山裏読み
関東
1R2R
3R6R
9R10R
11R12R
関西
1R2R
3R4R
5R6R
9R10R
11R12R
ローカル
1R2R
3R5R6R10R
11R
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中山11R穴推奨レース

3連単2軸マルチ7、11⇒8、10、12、5 (24点)

7、8⇒10、12、5 (18点)

3連複BOX7、11、8、10、12

馬単7⇔11、8、11、10、12、5  馬単BOX11、8、10

ゴーフォザサミットの乗り替わりなしには落胆しかない。鞍上は差し追い込みに美学を持っていることは理解できても、ペースを見極めきれず、隊列で位置取りを決めるために展開負けを連発しているのが現実。いくら勝ち鞍が増えても、レースレベルが上がるほど取りこぼしの多さも目立って比例している状況ではGⅠ勝ちが増えることはないだろう。いずれにしても本来は乗り替わりの制裁があっていい前走の大へぐり。5ハロン通過が同日の古馬500万より遅いラップにもかかわらず、なぜ3角ギブアップになるような位置取りを選択したのか。未勝利並みのペースとなれば上がり33秒2の脚を使っても届かなかったことが位置取りの悪さを物語っている。何より前日の1600万と同タイムだった前々走の勝ち時計から低く見積もっても1000~1600万レベルだった馬を500万より劣る時計で勝たせられない鞍上が足を引っ張ったことは明らかだろう。名手なら簡単に勝てるここでも同じ過ちを繰り返す可能性は高い。

ゴーフォザがポカ連発の鞍上とコンビ続投ならば、距離に確かな裏付けはなくてもステルヴィオが色気づく。とにかく前2走は早くも歴史に残ることが確約された絶対王者相手。ごく普通に圧勝可能な数字を残してきたこの馬自身の能力の高さも証明されている。とりわけ前々走は唯一の33秒台という最速上がりでNo2より0秒7も速い異次元な瞬発力。前走も時計と瞬発力の2つ要素に能力上位がはっきり示された。2~6着まで重賞級が勢揃いした前走でも、No2の上がり時計で踏ん張っている。1、2、4、5着だけが上がり33秒台。次点が34秒4だから、1分34秒前後の時計で上がり33秒台がいかに厳しいかが伝わるはず。スピードも瞬発力もまったく心配なしでも唯一の不安材料が距離。カナロア産駒の傾向から千六より千八ベターということはあり得ない。少なくても前走より条件は悪くなることは避けられず、唯一、皐月賞出走が確定している賞金があれば、脚を測るだけの可能性もあるか。積極的に動いて仮想皐月賞として乗るのか、いつも通りの徹底待機なのか、脚を測るにしても2通りの乗り方があるから主役として扱いづらい。単純な能力比較ではここで壁になるような器でないことは確かで、理想は緩急自在に立ち回って終い伸ばすようなレース内容。どちらの乗り方でも惨敗すればNHKマイルC行きが確定する。

案の定、土曜日の若葉Sでタイムフライヤーが惨敗した。ホープフルSのレースレベルの低さが決定的となり、もはや高く見積もって1000万レベルの評価からさらに下げなくてはならなくなっただろう。前々走も2着以下に見出せる数字がないだけに、ルーカスの強調点はまったくない。デビュー戦の中で世代一番レースレベルの高さでも、結局は致命的な決め手不足。血統先行の人気馬も前2走ではっきり瞬発力勝負に弱さ、モロさを示せば勝ち負けまでに大きな壁があることは否めなくなった。理想的な叩き2戦目で挑んだ前走がメンバーNo6の上がり時計。最速上がりより1秒6遅い数字に変わり身は期待できず、500万級の勝ち時計で直線もがく姿は距離の限界の近さも感じさせている。いずれにしても相手なりに動いて出走権利が取れるかどうか。

人気的にはビッグスモーキーに妙味がある。ここまで低評価にさせる理由はまったく見つからない。少なくても前走はクラシックに直結するレースレベルの高さだ。近年は2、3歳のオープン特別、重賞が乱立して格をそのまま評価できなくなったが、この世代はさらに如実に表れているだろう。GⅠホープフルSは言うまでもないが、エリートを多数輩出してきたGⅢ共同通信杯も同日の古馬500万と時計もラップも上がりもほぼ同レベルが象徴的となっている。ますますややこしくなっているが、すみれSは逆に重賞級として評価している。

すみれS前日の1600万・・・
2分14秒0 5ハロン通過63秒2
レースの上がり46秒0-33秒9
上がりレースラップは11秒6-11秒1-11秒2
最速上がりは33秒3
すみれS・・・
2分11秒7 5ハロン通過60秒6
レースの上がり46秒5-34秒5
上がりレースラップは11秒8-11秒0-11秒7
最速上がりは33秒8

5ハロン通過が2秒6も速いのに上がりレースラップはわずかに劣っただけ。圧倒的に上回った勝ち時計からむしろ1600万以上のレースレベルと判断するのが常識的。その中でこの馬はメンバーNo3の上がり時計。クラシックレベルの勝ち馬は別格としても、1000万以上のレースレベルだったことが確約できるだろう。姉は交流重賞勝ちのワイルドフラッパー。血統的な下地もある良血馬が芝2度目でさらなるパフォーマンスか。芝はもちろん、距離も時計も瞬発力もクリアの前走は明らかな変身のシグナル。課題は直線の坂だけに絞られた。