7、6、10⇒7、6、10、8⇒
7、6、10、8、11、4 (36点)
7-6、10-6、10、8、11、4 (7点)
7、6、10
良馬場で時計と瞬発力を求められるレースでまったく裏付けのないクリンチャーが断然人気には違和感しかない。とりわけ今開催の阪神は瞬発力重視。上がり33秒台が1度も経験のない馬にとって前2走よりかなり条件が悪化することは間違いない。菊花賞2着だけで売れるとも到底思えない。極悪馬場のレースで上位馬らも次走以降で驚くような活躍もしてないのが現実。唯一この馬だけといっていいほど苦戦を強いられている。前走はこの馬向きの馬場になったことがすべてと割り切ればここでポカがあっても納得。
レインボーラインはクリンチャーと好対照。道悪に限らず、オールラウンダーで随所に大駆けを決めている。NHKマイルC3着から始まってGⅠ級のメンバーだった札幌記念3着。菊花賞2着、ジャパンC5着、宝塚記念5着、天皇賞秋3着など、人気以上に走る意外性のイメージは走るたびに傾向が強まっていた。走ったことのあるコースで唯一馬券圏外なのが中山となれば、前走は苦手コースで不完全燃焼ということ。前々走の最速上がりや胸を張れる三千の持ち時計などを考慮すれば崩れる姿は浮かばない。
エンジンのかかりが遅いサトノクロニクルの中山挑戦はやはり厳しかった。スローの瞬発力ではまだまだ一線級とは壁ある完成間近な4歳馬ということ。兄サトノクラウン同様にムラっ気が否めないが、それでも初の古馬相手で重賞勝ちとなった前々走など、堂々たる好位差しからの完勝は競馬センスの良さを物語っているだろう。菊花賞はひとまず道悪がすべての敗因。ステイヤーのイメージは薄いが、今後に夢が広がる次世代のスケールアップする可能性に期待したい。 |