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中京11R

3連単フォーメーション6⇔3、8、1、4、11⇒3、8、1、4、11 (40点)

3連複フォーメーション6-3、8、1-3、8、1、4、11 (9点)

馬単6⇔3、8、1、4

日替わりに重賞馬がコロコロ変わるスプリント路線の中でスプリンターズSを連覇したことがレッドファルクスの凄さを物語っている。ここ30年で連覇したのは名スプリンターのサクラバクシンオーロードカナロアのみ。上々の試運転となった前走から理想的なステップとなれば、ますます自信度は増していく。過去10年で勝ち時計はNo2、レースの上がり時計はNo2タイ。かなり時計が出やすい馬場を割り引いても、33秒台の最速上がりとともに確かな価値を見出せる。斤量減、流れに応じて立ち回れる主戦に乗り替わりは何よりも心強い。千四(211102)から千二(401001)、初コースから一番勝ち鞍のある中京(301000)。行きたい馬と行くしかない馬が揃って昨年よりもかなりレースはしやすくなって雪辱の可能性は高まる。

結論から言えば、ゆっくりでも確実な衰え。着差以上の完敗が続いているダンスディレクターは良くも悪くも平行線で魅力が薄らいでいく。前2走で7歳という年齢をひしひしと感じさせている。前々走はラップを考えれば消極的すぎたが、完全不発のメンバーNo7の上がり時計。ひと叩きという理想的なステップで好馬体にもかかわらず、結果が伴わなかったことがすべてを物語るか。前走も休み明け(132003)で悪くないローテだったが、上がりNo6が決定的な瞬発力の陰りを示している。最速上がり9回の切れ者が最速上がりより0秒7も遅い数字は残り1ハロンで先頭に立つ積極策だったことを割り引いても、数字的なインパクトはない。タイレコードと同タイム云々より、この馬の武器である瞬発力の迫力が薄らいだことを減点したい。千二(331003)、千四(341302)。

レッツゴードンキダンスと真逆でピークに近づいている。昨年から掲示板を外したのがわずか1度だけ。その外した1戦は10キロ減で東京輸送の千六ヴィクトリアM。時計勝負のマイルでははっきり限界を示しているスプリンターならば、敗因ははっきりしている。好走した千二は前走から距離短縮がこの馬の好走パターンにはまる近道。昨年の高松宮記念も千六の京都牝馬Sから2着。スプリンターズS2着はヴィクトリアMから直行など、今回は変則的なローテでもむしろこの馬にとって理想的な叩き2戦目となっている。昨年のスプリンターズSはメンバーNo4の上がり時計、3走前は数字通りの太目でも上がりNo5。香港でさえ、ポツンと最後方からゴール直前の脚色は3~5着馬より上回っていた事実。前走はダートでもNo5の末脚を使っている。流れ無視の徹底待機は納得の狙い。

ブリザードは乗り替わりで怖さが出てきた。ブリンカー着用も何か不気味さを感じさせる。何より昨年スプリンターズSの内容が良かった。直前の1000万よりラップが遅いというGⅠスプリント戦。スローになってスピードはもちろん、瞬発力が求められたレースを0秒2差。トリッキーな中山急坂、初の海外遠征で見せ場を作ったのだから恐れ入る。とにかく坂を上がってからの伸びは勝ち馬と同等レベルの凄みがあった。少しでも日本馬場に慣れた鞍上にスイッチで大駆け候補。

ファインニードルの特徴は内弁慶。経験そのものが少ないが京都、阪神以外はまったく走ってない。京都(312102)、阪神(310400)で安定感抜群の完全燃焼型が中京、中山、札幌、小倉で5戦してわずか中山1勝だけの連対実績。合わせて(100113)の落差は偶然ではなく、少なくても京都、阪神より苦手意識のある表れだろう。千二(620114)で持ち時計ベストだが、数字を額面どおりに受け取れないもどかしさがある。GⅠではまだまだ壁か。勝負どころで4、5頭分外を回ったとしても、負けすぎた前々走が象徴的。

1年以上のブランク明け後は同じ鞍上にこだわっているシャイニングレイだが、まともに乗ったことがほぼないようなへぐりを連発している。本来、胸を張って挑める条件でもさすがにこのコンビでは狙いづらい。5走前のダートは休み明けで納得の掛かり具合としても、4走前は引っ掛かって抑えることができずに仕方なしのマクり競馬。勝った3走前でさえ、惨敗覚悟の折り合い難を露呈していた。前々走はスタートミスと相変わらずの折り合いの難しさでも流れがはまって辛勝。特に前走はこれまで以上に引っ掛かって4角前にレースを終えている。ここを使うなら先を見据えて千二志向を強めて乗り替わりが自然な流れだが、明らかな時計不足と瞬発力不足の現状で一変する姿は浮かばない。

元さやに戻ったセイウンコウセイは迷いのない積極策こそ好走パターンであることを改めて証明しただろう。たった1度の成功で同じ鞍上にこだわるも、まったく馬の特性を理解してないことで不振が続いていただけ。乗り方、展開ひとつで輝ける姿を前走で示せば、まだ見限れない。意外に先行馬が残りやすい傾向のあるレースでは気楽に乗れる立場で妙味か。単純な上がり時計比較ではメンバーNo14程度。とにかく徹底先行して混戦に持っていきたい。

ジューヌエコールは1度だけの大駆けだったか。スランプというより完全なるレベルの違いで惨敗続きのイメージがますます強まってきた。レコード勝ちの4走前は軽量ハンデがすべての勝因として割り切ると、鞍上強化、理想的なステップの好条件を加味しても苦戦は避けられない。