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東京裏読み
関東
1R2R
3R4R
9R10R
11R12R
関西
1R2R
3R5R6R11R12R
ローカル
1R3R4R11R12R
JRAホームページ

東京11R

3連単フォーメーション3⇒7、6、1、2、10、14⇒

7、6、1、2、10、14、13 (36点)

3連複フォーメーション3-7、6、1、2-

7、6、1、2、10、14、13 (18点)

馬単3⇒7、6、1、2、10、14、13  7、6、1、2、10⇒3

GⅠ昇格が97年。昇格後は手探りのローテーションが続いたとして、過去15年で十分に傾向が出るだろう。
勝ち馬15頭でダート千六の経験がなかったのはメイショウボーラーただ1頭。そのメイショウでも芝では6戦も千六を経験していた事実。極限の時計勝負に瞬発力もスタミナも要求される過酷な条件では経験のありなしが大きな要素になっていることは間違いない。

ダート千六を未経験で挑んだ馬には芝とダートのGⅠを7勝のアドマイヤドンが初挑戦時に11着の惨敗。GⅠの3連勝を含んだGⅠ9勝馬ヴァーミリアンでさえ初挑戦時は5着だった。
歴史的な名馬でもダート千六未経験で挑むと大きな壁に当たるレースレベルの高さはいつの時代でも同じということ。インティコパノキッキングアドマイヤドンヴァーミリアンを超える実績を残す資質があるとはとても思えない。

これまでJRAのGⅠに限れば12、1、1、2着。勝率5割というより取りこぼした2戦のイメージが強烈に残っているが、主役はゴールドドリーム。ドバイ遠征後に調子を崩しかけたが、帰国後わずか3戦で本来の姿にV字回復。17年のチャンピオンズCから前走まで3勝2着3回という完璧に近い数字を残している。5走前と前走は勝ち馬の大駆け、前々走は早仕掛けの勝ち馬にうまく乗られただけで、負けた3戦はいずれも十分に評価のできる2着だった。帝王賞惨敗後の上がり時計はメンバーNo1、2、2、1、3、3、3。デビュー3戦連続の最速上がりだった単なる瞬発力頼りの追い込み型から脱皮していることを示している。東京千六(320000)、千六の持ち時計No1、良馬場限定の千六持ち時計もNo1。

確かにインティは強い。将来的にはGⅠ勝ちも時間の問題だろう。前3走で行きたがる仕草からも千六はイメージどおりの距離。むしろ千八より向いている可能性さえある。3走前は良馬場にもかかわらず、上がりレースラップは12秒3-12秒2-12秒3。最後流さなければ楽に減速なしのラップに持ち込めたほどの絶対スピード。前々走は同日1000万が1分54秒台だから1分49秒台がいかに凄いかが伝わるだろう。前々走まで6戦連続の最速上がり。重賞初挑戦の前走は上がりNo2だが、3着馬に1秒4差がすべてを物語っている。それでも千六未経験は致命的。歴史に残っている馬でも未経験で挑んだ年に取りこぼすなど、過去の歴史が簡単に越えられないハードルの高さを示している。未知なる芝スタートもこの馬にとって試練のひとつ。いずれにしても外から被されない位置取りで立ち回りたい。

サンライズノヴァを見限るのは早計だ。前走はまったく差し追い込みの利かない特異な馬場状態だったこと。千六(410101)よりキャリアの少ない千四(220001)だったこと。約2年ぶりの540キロ台だったことなど、数々の悪条件が重なったことが敗因となった一過性のポカの可能性が高い。17年武蔵野Sで惨敗以来の低調な内容だっただけで、デビューからこれまでほぼ不発なし。上がり時計は最速を含めてメンバーNo1~5までが実に15戦で、3走前まで5戦連続の最速上がり。前走は上がりメンバーNo6ならば馬場と流れが合わなかっただけと十分に納得てぎる。これまでGⅠは3戦。17年ジャパンDDは1秒差で上がり時計No6、18年フェブラリーSは0秒6差で上がり時計No5。18年チャンピオンズCは1秒1差(2着に0秒7差)で上がり時計No4。GⅠ連対なし、GⅡ経験なしのGⅢ2勝馬だが、1戦ごとに地力強化していることは間違いない。

クインズサターンは再び好枠を引いて前走の再現を狙う。初距離の千四から走り慣れた千六(430211)。何より関西馬ながら東京(431211)でコースに絶対的な自信が何よりの強調点。これまで重賞は9戦経験して7回の掲示板確保が含まれる2着1回3着4回は胸を張れる実績だろう。前3走の上がり時計はメンバーNo2、1、3。最速上がり11回も経験している瞬発力に陰りはまったくみられない。中団内々に待機して波乱を待つ。

スプリンター色の強まってきたモーニンの巻き返しは難しいか。前走は58キロを割り引くことができても、4走前のかしわ記念はいいわけのできない完敗。マイラーからスプリンターへの変身を裏付ける内容で、7戦6勝でフェブラリーS勝ちを決めた3年前とは別馬の評価をしたい。その時の勝ち時計1分34秒0という破格の勝ち時計が今も持ち時計となっているが、その後の千六(001005)、千二(410100)という落差ある戦績が決定的なスプリンターとしての完成形。道悪頼みだったが、それも断念となれば入着ラインが大きな目標か。

3歳5月デビューという遅さから4歳4月で古馬重賞デビュー。勝ち馬には完敗でも2着馬に0秒4差で未来の本格化を確信させていたユラノトが妙味ある存在になっている。前走は仕掛けを我慢して残り250で先頭。勝ち馬には一瞬で交わされたものの、4着以下には楽に突き放した内容は悪くなかった。他馬と比べるとキャリアは浅く、重賞はまだ3戦目で初連対。これまでの重賞5、4、2着からも数字以上の収穫を得ながら成長を遂げているか。いずれにしてもデビュー以来、最高体重だった前走からひと絞りでさらなるスケールアップも計算可能な上がり馬。枠順に恵まれたことが大きな財産になる。

コパノキッキングはデビュー3年でようやく50勝到達程度の鞍上配置で取捨が決まっていた。鞍上は差し追い込みの場合、常にバラけた展開で追いやすいか、大外一気しか立ち回れない未熟さが致命的な欠点となる。掛かる心配もある未知なる距離では前々勝負もできずに、中団から後方で終始外々の位置取りが確定的。タイトな馬群を割るようなイメージがまったくない鞍上はほぼほぼ4角ブン回す乗り方が避けられなくなれば、馬の能力的にGⅠ通用でも狙えないのが現状だ。さらに千六未経験が追い打ちで人馬ともに経験レベルまで。