8⇒6、3⇒6、3、4、9 (6点)
前々走で瞬発力を確かめて、前走は教育的な乗り方にきっちりと応えるという理想的な成長曲線。マイラプソディが前走より急激なギアチェンジは必要ない。重賞とはいえ、どう勝つかが焦点になる手軽な相手。前走は4角まで持ったままで先頭に並びかけて軽く仕掛けて残り1ハロン先頭。坂で一気にエンジンがかかって最後は教育的なムチ1発で完璧な勝利を決めた。唯一の上がり33秒台。上がりNo2より0秒9も速いという最速上がりもクラシックを意識させる数字だろう。自在に立ち回れて瞬発力も世代トップレベルならば、死角らしい死角はない。
前走は週末の雨予報でいつもより水撒きが足りなかった馬場状態ならば、2分1秒台は何の驚きもない。ミヤマザクラのレコード勝ちは大幅に割り引く必要がある。前走の2~4着馬が次走で惨敗、勝てないことがレースレベルの低さそのもの。上がり34秒台も経験してない馬がいきなり重賞で33秒台の脚を使えることもイメージできない。なるほど全兄はマウントロブソン、ポポカテペトル。瞬発力よりいかにもパワー重視の血統ならばなおさらマイラブとの追い比べでは分が悪くなる。強気の先行策だけが生き残る道。
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