1、5⇒1、5、7、6、8、9⇒
1、5、7、6、8、9、2 (32点)
1-5、7-5、7、6、8、9、2 (9点)
1⇒5、7、6、8、9 5⇒1、7、6、8、9
以前からGⅠ馬のステップレースという意味合いは薄れて、あくまで冠だけのGⅡレース。1、2番人気がガンガン勝ち上がっていた20年前よりさらにレベル低下して、実質GⅢ前後の名目だけのGⅡレースとみていい。
だからこそジャパンC2着はズバ抜けた実績。展開の利、馬場の巧拙、ある程度のフロック駆けを見込んでもカレンブーケドールの前走は価値がある。牝馬限定だけの好走や距離微妙と酷評したが、金星目前となるまさかの大激走。直線外差しが利かぬ馬場とはいえ、残り250で勝ち馬と同時に馬群から抜け出して先頭。さすがに追い比べで競り負けたが、最後にもうひと伸びして勝ち馬に迫った内容にはただただ脱帽するしかなかった。3着馬以下を軽く引き離しているだけにシルバー、ブロンズコレクターと揶揄できるほど完成度は低くないだろう。いずれにしても理想の荒れた馬場。不良馬場に近い馬場の好走だっただけに雨は降るほどこの馬にとって条件が良くなる。
乗り替わりで生まれ変わったステイフーリッシュが再び乗り替わりで評価が揺れる。乗り慣れた主戦でも位置取りの迷いや仕掛けのタイミングに苦労した馬。元主戦よりわずかに鞍上強化とはいえ、前走より明白な鞍上弱化が鞍上の今の現状。差せる器用さはあっても必要以上の待機策を避けたいが、鞍上の性格上、この負けパターンにはまる可能性は高いだろう。いずれにしても勝ちを意識するならばスローでもハイでもカレンをマンマークが絶対条件。鞍上マジックを期待するのはすでに絶望的だが、馬の能力的には単に届くレベル。
クロノジェネシスはここまで下手に乗っても同じ鞍上にこだわる意図がどこにあるのかがわからない。桜花賞はスローを引っ張り込んで後方待機。オークスはハイペースを前々の積極策という真逆の乗り方で連続のへぐり。ようやくまともに立ち回っただけで勝てた秋華賞で改めてコンビ間の悪さが示された。案の定、前走はペースを見極められず、隊列で位置取りを決めて取りこぼし。スタート直後に行く気になればもっと先行できたがあえての位置取りがスローの中団待機。人気馬が前々を意識していただけに少なくても勝負どころから前々へ進出がセオリーだったが、終始掛かり気味で鞍上は折り合い専念に一杯一杯。アクシデントやイレギュラーになった際の対応力の低さが結果に直結したということ。スロー確定でもこのコンビでは間違いなく、再び中団から後方待機を選択する乗り方か。カレンの暴走だけをひたすら待つしかない。
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