10⇒12、8、7、13⇒
12、8、7、13、1、9、3、11、4 (32点)
12、8⇒10⇒12、8、7、13、1、9、3、11、4 (16点)
12⇒8⇔13、1、9、3、4 (10点)
10-12、8、7-12、8、7、13、1、9、3、11 (18点)
10⇒12、8、7、13、1、9、3、11、4
スタート下手に折り合い難。完全なる悪癖馬として完成されてしまったアルナシームだが、はまった際のレースは強烈なインパクトを残していることも事実。デビュー戦はギブアップ寸前の掛かり具合から大マクり。終わってみれば上がりNo2より0秒7も速い数字の最速上がりがこの馬のポテンシャルの高さ。3走前は折り合い難が前面に出て自滅。前々走はテン乗りで恐る恐るというのか、手探り丸出しの乗り方でもGⅠ0秒5差に能力の高さを改めて認識させている。前走は枠入不良という新たな悪癖を追加したとはいえ、逃げ馬断然有利の流れを徹底待機から勝ち馬と上がり同タイム。雨の降る中、上がり32秒台で少なくても千八にメドを立てたことは間違いない。再び長距離輸送で悪夢の再来か、見違えるほどの成長か。クラシックの展望がここではっきりわかる。未知なる時計勝負より時計がかかり気味の馬場もしっくりくる。
アライバルはここで真価を問うべきか。例年、新潟2歳S上位組は早枯れ傾向。平凡な時計に加えて番組的に千六だけの照準を当てられない悲運も重なっている。馬の能力的な判断というより馬主の都合に左右された二千を選択した前走のローテがまさに元凶。マイラーの母からも千八以上にこだわることが大きな賭けということ。いずれにしても前走で距離の壁が近いことがはっきりした期待馬。数字どおりに太かった前走からどれほどダイエットできるか。万全な態勢となって初めて真価を問えるが、ここを使ってニュージーランドT⇒NHKマイルCが本筋のAプランというのが常識的。
アサヒの弱点は鞍上にもかかわらず、ひたすらこだわる不可解な選択。追い込みだけに美学を持った鞍上が自分のスタイルにはめ込んで展開負けの連続。これまで最速上がりか、上がりNo2を連発してもどこか頼りなさが否めないのは、窮地に陥った際に自ら打開するような乗り方を求められないのが要因だろう。直線馬群を捌くような選択をしない鞍上の性格上、単純な4角ブン回しが確定的。外差しが利きにくい馬場ならば策はない。数字どおりの太目からダイエット前提。まずは気配をみたい。
ソリタリオは何も強調点がない。前走は今年と昨年を比べれば一目瞭然だ。今年と昨年の同日未勝利がそれぞれ1分34秒7(5F通過59秒9-レース上がり34秒7)、1分34秒5(58秒8-35秒7)。ラップが1秒速くてレース上がりが1秒遅いならばほぼ同じ馬場差。シンザン記念が今年と昨年それぞれ1分34秒1(59秒0-35秒1)、1分33秒3(58秒1-35秒2)。ラップは1秒近く遅いのにもかかわらず、ほぼ同タイムの上がり時計にレースレベルの低さが物語っている。同じシンザン記念好走馬のビーアストニッシドも同様の評価。超スローの共同通信杯は展開の利がすべて。再びひたすら展開の利を待つしかない。
レコード連発でもあっさり前走惨敗が高速馬場だけの恩恵を受けてきた証。サトノヘリオスは前走で引っ掛かった折り合いや未知なる馬場など、また新たに課題を増やした。ギリギリの馬体からどれだけ馬体成長したか。いずれにしても持っている数字はすべて眉唾もの。
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