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阪神裏読み
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阪神11R

3連単フォーメーション5⇒3⇔9、6、10、2、11、16、14、12 (16点)

馬単5⇒3、9、6、10、2、11、16、14

3⇒5、9、6、10、2、11、16、14

過去40年で1、2番人気のワンツーはたった6回。
83年ハギノカムイオーカズシゲ
88年タマモクロスニッポーテイオー
91年メジロライアンメジロマックイーン
99年グラスワンダースペシャルウィーク
01年メイショウドトウテイオムオペラオー
12年オルフェーヴルルーラーシップ

さすがに40年前の83年は基準外として88、91、99、01、12年の1、2着馬はマックイーン(天皇賞秋1着降着でほぼ二千以下の重賞ホルダー)以外のすべてが二千以下の重賞ホルダーだったことも付け加えたい。

過去20年に絞るとワンツーがわずか1回だけ。ひと昔前より確実に気温上昇の影響、6月下旬に一流馬を集めることの難しさなど、以前と比べて実績より状態や勢いが好走の要因になっている可能性を強めている。いずれにしても実力、実績どおりの結果にならないのが近年の傾向。

過去10年で最強ジンクスと言えば上がり時計の数値だ。外国馬で上がり時計不明の18年2着ワーザーを除いた過去10年の1~3着計29頭中、上がり33秒台以下を経験してなかったのは13年2着ダノンバラードだけ。ベストの上がり時計34秒2(34秒5以下は4回経験)だった。その年の勝ち時計は2分13秒9、レースの上がり時計35秒6。近年より3~4秒も遅い勝ち時計でひと昔前の時代だからこそ、2着に踏ん張れたとみていいだろう。
近年ではダートを経験していた21年2着ユニコーンライオンや徹底先行馬の22年1着タイトルホルダーでさえ、上がり33秒台以下を経験していたことからも、この数字の重要性がうかがえる。

このジンクスに引っ掛かるのが天皇賞春1、2着馬だ。上がりの自己ベストはそれぞれ
ジャスティンパレスが34秒2(二千以下の重賞勝ちなしに加えて34秒5以下は4回経験)
ディープボンドが34秒6(二千以下の重賞勝ちなしに加えて上がり34秒台を3回しか経験がない)

昨年のディープボンドは超ハイペースのサバイバルレースだからこそ、4着に踏ん張れたと断言できる。19~21年まで5ハロン通過が3年続けて60秒0にもかかわらず、昨年はGⅠ無縁の鞍上がハナを切ったためにでたらめな乗り方となって驚愕の5F57秒6。
打倒イクイの筆頭2頭に身動き取れない"最凶ジンクス"ならば、波乱前提の予想で組み立てるべき。

GⅠを3連勝。近年にない最強レベルの充実ぶりを示しているのがイクイノックスだ。死角は自身の疲れ、反動だけに絞られている。現実離れした強さで現役はもちろん、歴史に刻まれるレベルの高さをすでに証明済み。常識的な立ち回りでは再び横綱相撲となる可能性は極めて高いだろう。
鬼門とされていた年明け2戦目のローテは19年2着キセキ、21年1着クロノジェネシス、3着レイパパレ、22年2着ヒシイグアスらが道を切り開いて王道路線へ変貌。とりわけ21年クロノは前走海外からのステップも同時にクリアすれば、ローテ的なマイナス面はない。
有馬記念の圧勝劇は歴史的な快挙。残り5ハロンから11秒台突入という特異なラップにもかかわらず、残り1ハロンからようやく本気に追って早々に勝負を決めて最後流す余裕の圧勝劇。レコード勝ちとなった前走もある意味、納得の完勝だった。天井知らずの成長力でまだまだ父の価値を高めていくことが確実視されている。前々走でいくらか行きたがっていたが、中距離までなら変幻自在の立ち回り。極限の時計と瞬発力が求められる条件では絶対的な自信を持った。相手探しに専念。