5、6、7、9
ドナヴィーナスの前走は同日の古馬1勝と同等のラップを刻んで勝ち時計0秒4劣っただけ。確かに2歳8月としては異例の好時計だが、少し持っていかれ気味の単騎逃げだった事実。何度もチャンスがありながら10年以上も重賞未勝利の鞍上に託すには期待というより無謀という表現がしっくりくる。少なくても人馬ともに控える形では策なし。同型がスタート直後にどこまで突っ張るか。他力本願型の逃げ馬に過度の期待は危険。
同日の未勝利は良馬場に回復する直前の稍重とはいえ、その未勝利より0秒6も上回る快時計勝ち。翌日はパンパンの良馬場で古馬1勝1分8秒3との比較でますます価値を高める。キャリア2戦目で1分8秒台を叩き出したドナとは内容も価値も運税の差。ドナを物差しにすればキャンシーエンゼルは無敵の存在になる。馬群未経験で重賞挑戦が若干の不安点だが、現時点での完成度の高さを強調したい。
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