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3R4R
5R6R
7R8R
9R10R
11R12R


10Rマルチ2軸3連単
3、7→5、6、1、8、I、2  (36点)

穴推奨       3、5→6、1          (12点)

       フォーメーション3連複3ー7、5ー

        7、5、6、1、8、I、2、O、4   (15点)


雨も降ってないのに4日目で前残り馬場に変わった。JRA交流重賞では良くある出来事だが、それでも久しぶりの前々有利の馬場には悩まされた。再び元に戻る可能性は否めないが、パノラマにとって嫌な傾向であることは間違いない。逃げ馬を大名マークが勝ちパターン。1分41秒台の決着。

パノラマビューティーは初ダートの前々走でJRA時代の成績を白紙にさせた。千二に良績集中でいきなり3着。破格の最速時計を叩き出せば数字どおり、見た目どおりに大物のトレードだったということになる。2着と上がり時計で1秒5差をつけて圧勝した前走も当然の結果だった。まさに牝馬の頂点がみえるほどの砂巧者。エンジンがかかった際の切れ味は、牝馬限定になればさらに際立ってくる。折り合い重視で挑んだ前々走はあくまで手探りの乗り方。勝ちを意識して乗れた前走がいいステップとなってタイトル奪取か。ベストに近い距離では自在に動ける。

チヨノドラゴンはギリギリの距離だが、展開の利を重視して狙いたい。強さとモロさ同居は過去のレースからも裏付けられる。昨年の転入2戦目はB2で2着の直後にA2下の千六準重賞2着。2`差だったパフィオペディラムに0秒2差で1分39秒5の好時計。対してバテるような流れではなかったが、直線半ばで苦しがってフラついた4走前など着順以上に両極端な結果になっている。とにかくどれだけ脚をためられて、どれだけ絡まれることなく単騎逃げの流れになるかに焦点が絞られた。同型が底知れぬ転入初戦馬だけに、ますます取捨に悩む。ナイター時より時計がかかる馬場も微妙。

B2程度の実績があれば、何とかなるようなメンバー。ミッシェルラブは前走惨敗で見限ることはできない。短距離に良績が集中しているが、けっして千六が走らないわけでもない。現実にサバイバルとなった千八の東京プリンセス賞で0秒4差の4着。すでにB2勝ちしたルクレルクに0秒2差。前走でも休み明けとはいえ、初日のB1で快勝したイーグルショウに0秒5差。スピード、底力は牝馬限定戦になれば抜けていることが証明されている。人馬ともに意外性あるコンビに注目。

シスターエレキングは前走で9`増。それでもすっきり映る馬体が控える競馬、馬群の中の折り合いになると策がないことが決定付けられた。出遅れからすぐに前をカットされて行き場を失って前走はレース終了。終始引っ掛かる折り合いでは手も足も出なくなる。それでも3角までいい感じで進出できたが、4角手前から一気に失速が単調さの裏付け。逃げオンリーの評価で固めた。好枠を引けば行くしかない。スタートに集中。

ブライズメイトは器用さが求められる内千六でほぼ見送りか。確かに能力そのものはここでも最上位クラス。東京2歳優駿2着、桜花賞6着、ようやく東京プリンセス賞で重賞制覇したが、いかにも外コース向きの瞬発力型はその後も展開負けの連続となっている。前走のハイレベルとなったクイーン賞で南関東最先着したダイワオンディーヌとはわずか0秒2差。全国区の精鋭牝馬の中でNO4の上がり時計も立派だろう。それでも軽量馬が多い中での55`など、この馬にとって嫌な材料も揃っている事実。あくまで展開次第の差し馬は単軸よりもワイド軸向き。

鞍上が男になるチャンスを再びもらったダイワオンディーヌは力が入る。走っても走っても人気にならない気楽さで大胆騎乗ぶり。完璧に乗りこなした前々走も最後は力尽きたが、重賞馬相手に見せ場十分の同タイム。前走が南関東馬の最先着も納得できる。千八だからこそ積極策になったことは否めないが、前走のハイレベルなレースを経験して3走前のように置かれることはないはず。大井千六は2戦連続で1分41秒前半。

意外性で怖いのがハタノギャラン。今年の3歳牝馬は実績以上の強さを誇り、東京プリンセス賞で先着したミッシェルラブミスガイアカミノミライが格付け後に大駆けしている。気性の激しさとJRA時代は徹底したスプリント志向から、置かれることがなければ千八より条件は好転。前走の大敗は気にならない。