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3R4R
5R6R
7R8R
9R10R


9R
フォーメーション3連単8、3、K→8、3、K、I→

            8、3、K、I、J、L、9   (45点)


終始不良馬場に終わった初日はとにかくパワーを要した。いつもなら2番手、3番手で折り合った先行馬が好走パターンだったが、逃げ馬を含めてほぼ壊滅状態のサバイバルレースが連発。人気馬が総崩れだった初日のメインレースなど道悪巧拙は最大のポイントだろう。道悪のうまさと勝負どころで置かれない行きっぷりの良さがリンクすれば上位確実。前走は道悪で快勝とはいえ、かなり置かれたケイアイの過信は禁物。

ケイアイアップヒルは迫力十分の馬体から前走の結果は予測できた。転入2戦は大出遅れで流れに乗れなかっただけ。前走の上がり36秒2が本物の瞬発力で、馬体が絞れて本来の姿に戻っている。JRA時代は徹底した芝路線。ダートのキャリアわずか3戦で結果が出れば血統、馬体的に今後が成長期となる。課題は致命傷にもなるスタート難。前走よりかなり相手強化となって真価が問われる。

カイテキセレブは大井千二(5010)。負けて0秒1差の安定感はスペシャリストとして完成された証だろう。上がり38秒前後をコンスタントの瞬発力でB級上位通用のラストチャンピオンに接戦の記録があれば、格上げ初戦に気追いはない。道悪と落ち着くことのないメンバー構成で走る条件が揃った。

イカンセンは徹底したスプリント路線でようやく戦績が安定してきた。転入当初にC級は通過点の評価だったスピード馬が、いよいよB級戦に登場する。逃げにこだわらなくなったセンスで前走は驚きの好位差し。自己ベストのおまけ付きならばフロックではないはず。前走の馬場は極端に時計が速かったとしても、標準馬場で1分14秒台が計算できる安定性に格下感はない。ここも正攻法。

キバイヤンセの前走は相手が悪すぎたと納得するしかなかった。軽くB級上位で通用するスピード馬ジルヴァンクールに上がり時計の比較ならば0秒1差。負かしにいって3着馬と2馬身差で改めてスプリント適性の高さを証明した。とにかくモマれない外枠を引けば大きく崩れない。絶好調の鞍上を配してますます面白くなった。

ワイエスハッスルは時計勝負の弱さを解消できない。前走も勝負が終わった頃にエンジンがかかるような末脚。キバイヤンセとの0秒5差は数字以上に逆転が難しくなっている。昨年もB3では入着ラインで一進一退。5歳になってスピード、パワーアップの感じられない近走ならば強気になれない。

アルファバービーは前走でスランプから抜け出した。年齢的を感じさせない馬体から走る下地のあった8歳牝馬。失速しながら4着だが、3着馬に0秒1差。なにより番手競馬で粘れたことが大きな自信につながる。久しぶりにハナを切れば無様な競馬にならない。