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3R4R
5R6R
7R8R
9R10R
11R


10R
3連単1→4→2、M、7、3、5、9、8、6

          1→2、M、7、3、5、9、8、6→4

       3連複1、4ー2、M、7、3、5、9、8、6

   馬単1→2、M、7、3、5   2、M、7、3、5→1


ますますパワーが要求される道悪競馬。特異な長距離戦ではとにかくスタミナが大きなカギを握る。重賞初挑戦でもコウエイの長距離実績は魅力十分。手ごろな54`で条件的には軽い。

JRAでオープン入りも間近だったコウエイノホシは期待どおりの結果で転入初戦を快勝した。文句のつけどころのない完璧なレース内容は、南関東の重賞路線に新星誕生として高い評価をしなければならないだろう。総合力を求められる二千でいきなり2分5秒台の快時計が重賞通用の数字を示している。オープン級のスピードに次元の違う瞬発力で、すでに長距離に良績を残す豊富なスタミナが加われば鬼に金棒。理想的なローテーションでまったく死角が浮かばない。相手が南関東限定では負けようがないか。帝王賞を見据えて強い競馬を期待したい。

ルースリンドは遅咲きの本格化だが、未勝利で終わったJRA時代が余計な時間のロスということ。転入後はいきなり4連勝、2着1回を挟んで再び3連勝、3着1回を挟んで3連勝でようやく重賞へ挑戦した。2年前の金盃2着でいよいよ大きな飛躍が期待されたが、続くダイオライト記念を使って長期休養入り。報知グランプリの取り消しもあって復帰は実に1年以上かかって出世がさらに遅れた。それでも復帰後はすべて掲示板で完全復活。瞬発力にも陰りはなく、むしろ以前より磨きがかかっている印象がある。ベストは二千前後でも、二千四百のダイオライト記念で5着、二千六百の大井記念は勝ち馬マズルと時計、上がりも同タイムならば遜色ないスタミナ。まだまだ良化余地を残す。

名手が乗っても復活の手応えさえつかめないマズルブラストは、単調な逃げ馬として固まった。南関東限定戦の長距離重賞だけが勝機の浮かぶステイヤーは、最悪のローテーションでトーンが上がらない。後手に回ってはアドリブの利かない不器用さ。少しでも嫌気が出るとレースが終わる淡白な競馬の連続では打つ手がない。展開がすべてのカギを握っている。ハナで残り目、番手で掲示板外という極端な結果か。スタート勝負。

レッドドラゴンの前走は単に回ってきただけのレベル。昨年の東京記念で距離に限界を感じさせた中距離馬が、GT常連の芝馬に長距離戦で挑むこと自体が無謀だった。結果はマイラーのゴールドアグリにも先着できない後味の悪さ。3戦連続3着でいよいよ古馬混合の重賞制覇にリーチがかかっていたが、これでリズムが崩れないことだけを祈りたい。ひとまず掲示板確保で賞金加算。

千六でも二千四百でも古馬の壁の高さを痛感させたトップサバトン。58`を背負って長距離戦では分が悪い。どうにもクラシック当時の瞬発力が戻ってこない現状。パワーが要求される馬場になったことでますます条件が悪化した。浮上のきっかけをつかめない消化不良は終わりそうもない。

チェレブラーレはすっきりした馬体だが、レースでは非力さを感じさせないパワー満点の瞬発力に特長。追い比べに強く、格付け後は世代レベルの高さでとにかく大きく崩れない。確かに距離延長にプラスのない印象は強いが、掛かることのないレースセンスと走るたびの充実ぶりから侮れなくなった。