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3R4R
5R6R
7R8R
9R10R
11R12R


11R
フォーメーション3連単L、3→L、3、6、2、9→

             L、3、6、2、9、1、5  (40点)


超ハイレベルとなったハイセイコー記念2着馬、岩手7勝のトレード馬、稀なケースの千四→千八連勝馬など例年以上に好メンバーが揃った。各馬にまったく距離不安はないが、これだけ逃げ先行馬が揃えば最後は底力勝負。B3級の時計が勝利基準か。

シュバレスクの前走は相手が悪すぎた。2歳秋に同日C1を1秒7も上回る快時計で走られてはお手上げ状態。それでも自身B3通用レベルの時計で、少なくても重賞経験のない相手に先着されることはないだろう。ここも自信の正攻法。先を見据えて力を測るような乗り方でも圧勝が計算できる。スピード、パワー、底力、どれをとっても器の違いは明らかで、天性のスピードにスタミナが強化されればクラシック制覇も夢ではない。

歯がゆい結果が続いたスーパーヴィグラスは前走がターニングポイントになる。いつもより好位の折り合いからデビュー以来初の最速上がりは、チークP効果で集中力が高まった証。ハナ争いをした先行馬の暴走でレースを壊して同日B3の千二よりも速いラップは、ある意味いい経験となった。馬場差があるとしても、前日の3歳オープン牝馬特別より1秒2も速い時計でスピード勝負にメドが立った。完璧な好位差しは緩急自在。重賞メンバー相手でも確実に賞金加算は可能だ。

グレートカフェの成長力は他馬を凌いでいる。千→千四→千六のステップですべてにおいて完全燃焼。先行差し自在に動いて高いレベルの時計で安定すれば色気は出てくる。前々走の勝ち馬がすでに距離を経験していたシャレーストーンで直後のニューイヤーC2着。自身も同日C1の4着に相当する時計ならば、期待が高まるのも当然だろう。前走は少頭数競馬で時計は問題外。随所にセンスの良さがうかがえるレースぶりを強調する。

ガイアボルトはいよいよトップレベルの馬を相手に真価が問われる。千四→千八の連勝は記憶にない大記録。リッチアジュディベターフォーチュン級を2秒近くち切れば、着差どおりの価値があるとみていい。先行差し自在ですでに結果を残している素質馬は、折り合い優先になることはなく、勝ちを意識して動くはず。強気に乗って結果を残していく派手なタイプで、クラシック出走を確約できる賞金加算が命題になった。

岩手では歴史に残る名馬が南関東へトレード。レベル比較の難しさで評価を上げなかったが、ワタリシンセイキは底知れぬ魅力がある。2歳にして岩手の年度代表馬に選ばれた怪物。スタート難があって4戦だけとりこぼしたが、昨年夏デビューで7勝は数字だけでも圧倒される。マクり競馬に徹していただけに案外脚をためるような展開は向かないか。いずれにしてもいいスタートを切りたい。

ゴーゴーサスケは脚質的に前走の結果は仕方ない。矯正不可能なスタート下手で、好位キープのために掛かり気味になって脚を使っていた。鞍上の意のままに動ける反応の良さだが、内千六では常にポカと隣り合わせ。目標は1頭だけだった前走で差し切れなかったことが、鞍上泣かせを物語っている。大出遅れを連発していた騎手の乗り替わりにプラスがない。一気にトーンダウン。

ナイキマドリードは前走の位置取りでもハイペースで自滅コース。千六未経験馬にとっては数字以上の厳しいレースになった。それでもゴーゴーサスケを完封した前々走など良血らしい大駆けで無視できない存在。スピードそのものは世代トップレベル。ここで軌道修正しても驚かない。

ベストの形になっても以前の輝きが戻らないチョットゴメンナは、大事な時期に極度のスランプで手も足も出なくなった。とにかくハナ切ることだけが生命線の単調な気性。同型や自在型がこれだけ揃ったメンバーで再浮上は考えにくい。