2ー4、7、9、8
先行馬が強力になるとち切れるレースが多くなってきたが、前が頼りないここなら差し競馬で十分届く。イーグルはどのみちマクり競馬。タケノを目標にして早めの仕掛けから直線入り口で射程圏。内々でじっくり折り合うリスティア、ミハタが虎視眈々。
イーグルショウの瞬発力は千八になっても衰えることはない。展開のアヤとしても4角手前から直線半ばまで前が壁になって行き場を失った前々走が、ある意味いい経験となったか。やはりマクり気味に動いて力業で制する豪快さが好走パターンの差し馬ということ。JRA交流戦の前走できっちり結果を残して、再び期待値が高まっていく。デビュー5戦目で千八1分54秒6は同じ良馬場だった前々日のB1と同タイム。本格化を思わせる最近のレースぶりから、ここも一気に通過する。
久しぶりに大井を狙ってきたリスティアプロトスが人気の盲点。最近の入着ラインで一進一退はあくまでA級相手。昨年の大井はすべてB1以上で4、1、5、3、2着。ここ3戦は勝ち馬にケイアイプラネット、ブルーホーク、パグパイプウィンドなど重賞級相手の好走がレベルの高さを物語っている。衰えるどころか、まだ上を目指せる位置付けの古豪。年齢的にもここは力が走る一戦。
ミハタオアシスははっきり内千六が合わない。向正ですでにギブアップの位置取りから、0秒9差まで迫れば得意の外千八で色気が出てくる。3走前は格付け3戦目の若さでサウンドイモンに0秒6差。ジルグリッターを道悪の二千で先着した過去の実績から、スタミナが問われる流れになればB1相手でも遜色ない。
エイダイタカラブネはJRA時代から中距離志向の強かったスタミナ型。脚質的にも条件が合わなかった前走の内千六は試走と割り切れる。母はJRA重賞3勝の名牝ユキノサンライズ。ひとつのきっかけでもうひと花は可能になる。
タケノショウリュウはモロさと強さが同居している先行馬として評価が固まってきた。前走は距離というよりクラスの壁。距離も馬場も実績のあるオールラウンドプレイヤーが、強力な同型馬に力業で封じ込められた。気性面の若さと並ばれて意外な淡白さから成長が今後の課題。