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3R4R
5R6R
7R8R
9R10R
11R12R

 

11R馬複1−11、5、4、3、13

フォーメーション3連単1、11→1、11、5、4、3→

1、11、5、4、3、13、9、14 (48点)

フォーメーション3連複1−11、5、4、3−

11、5、4、3、13、9、14 (18点)

人気上位が高齢馬揃い。瞬発力のセレン、スタミナな豊富のルースマズルに対して波乱があれば距離適性の高い軽量馬だ。5キロ以上の差があれば格下でも十分に太刀打ちできる特異な条件。上がるのも下がるのも季節の変わり目になる今の時期がターニングポイントになる。

セレンを脅かす相手はいない。振り返れば重賞初挑戦が昨年の東京記念二千四でいきなり2着。斤量2キロ差とはいえ、絶好調のルースリンドに接戦で長距離適性の高さを示している。ためれば切れるすでに全国区の瞬発力が加われば、南関東限定では無敵に近い存在。東京大賞典はサクセスブロッケンヴァーミリアンを軽く上回る最速上がり。前々走のダイオライト記念は勝ち馬フサイチセブンより1キロ重い斤量で同じ上がり時計、現実にフリオーソに先着が世代交代の証だろう。典型的なステイヤー不在で十中八九、上がり競馬。距離、展開、相手有利の条件が揃えば負けようがないか。鞍上が必要以上に消極的になった際だけが唯一の負けパターン。

マズルブラストは前走の意外な失速が取捨を悩ませる。展開負けと納得か、衰えと割り切るか。確かに1、2着馬はラチ沿いを回ってきた好走パターンの条件がはまったとししても、マクり切れなかった淡白さは年齢的な限界を感じさせる。今年に入って驚くような時計で駆けてないのも不安材料のひとつ。重賞勝ちは平凡な数字に助けられている。4年前、東京記念圧勝時の2着ボンネビルより2キロ軽い斤量だったこと。3年前の大井記念勝ちは2着ルースだが、ラスト400が12秒台のラップとなった超スローペースで展開に恵まれたこと。翌年の名古屋グランプリの大惨敗は交流重賞で納得できるが、続く大井記念でも見せ場なしのしんがり負け。昨年の東京記念は同斤量のルースに一騎打ちで競り負け。昨年の大井記念の4着で絶対的な自信のあった長距離戦のとりこぼし。年齢を重ねるごとに成績ダウンなら、8歳にして今まで以上のパフォーマンスを求めるのは酷だろう。スタミナ勝負に持ち込んでどこまで抵抗できるか。

ルースリンドの近走は驚きに近い。今年9歳の老馬が3年ぶりとなる3戦連続の連対。JRA勢の人気2騎が主導権の取り合いで喧嘩競馬になって共倒れのレースの浦和記念に交流重賞という重みはないが、再び奥の手を使って内田博騎手を配したことは強調していい。二千四以上で5、2、2、1、5、6、1着。掲示板を外した6着は不可解な乗り方で問題外ならば、交流重賞のダイオライト記念で2度の5着を含めても高い長距離適性がうかがえる。休養明けで9歳になって初出走。テッポー駆けするだけにここで今年活躍か、衰退か予測できる。

ボンネビルレコードはどこまでJRAの経験が生きてくるかが焦点になる。以前の傾向なら58キロを苦にして、すっきり映る490キロ前後が絶対的な好走条件。勝ち星、連対から2年以上も遠ざかっている古豪が、南関東限定とはいえ、8歳にして完全復活のイメージが浮かばない。少なくても暮れの大賞典で上がり時計で0秒7も下回ったセレンに先着は単純計算で難しくなった。

ピエールバスターは転機を迎えた。千八では善戦マンのイメージが強まってきたが、ステイヤーの可能性も秘めている。道営時代は二千百の重賞で3、4着。集中力が続けばバテない末脚など特徴的にはあり得る実績とレースぶり。52キロの軽量。ランキングと飛ばす流れでスタミナ勝負に持ち込みたい。

ロングウェーブはステップから狙ってきた一戦だが、どうにも長距離戦には壁を感じさせる。これまで3度挑戦してすべて馬券絡みまでほど遠い入着ラインで一進一退。2年前の東京記念は2秒差の5着、昨年の大井記念は1秒3差の7着、前々走はベストのステップで4着が距離適性の低さの表れだろう。3走前の着差をそのまま額面どおりに受け取れない。