5、4→15、16、1、18 (24点) 5、15→16、1 (12点) クラシック路線もマイル路線も確たる主役がいない3歳牡馬。2歳チャンピオンのグランプリボスでも絶対的な存在にならない。朝日杯を着差以上の強さで勝ち上がって2歳時(3001)でも下手な乗り方をすれば、惨敗するのがデビュー2戦目で証明されている。前走が未知なる距離で交わされた後のしぶとさが一流馬の証だが、終始行きたがって折合に苦労の結果、直線早々に捕まった事実。微妙な乗り替わりをどう受け止めるか。詰まったローテーションで前走以上にテンションが上がればアドリブの利かない鞍上に策はない。スロー必至で内々の位置取りだけは避けたい。 グランプリに高い評価を与えれば、リアルインパクトは同等の評価をしなければならない。京王杯でグランプリがデビュー3戦目に対してこの馬は2戦目。前走は4角前が詰まって少しブレーキをかけながら抜け出すまでが速く、0秒1差に迫るなど、内容的には上回って十分すぎる存在感を示している。無理のないステップで試金石以上の期待。 狙うなら馬体増前提でラトルスネーク。名手にしては珍しく同じ馬で3戦中2戦で、直線前が壁になって追えない致命的なロスがあった。マクり気味に動いて横綱相撲となった前々走の強烈なインパクトからも、好機に動いて力業でネジ伏せる乗り方が理想的。無理やり狭いところをこじ開けて0秒3差だった前走で距離のメドも立てた。 ディープサウンドは前走で迷いがなくなるはず。気性の難しさで惨敗した前々走を教訓にして、完成前の若駒がハナを切って重賞0秒2差。デビュー3戦連続で最速上がりだった切れ者だが、経験を重ねて次なるステージへ成長し続けている。好、凡走がはっきりするタイプ。 芝で新たな一面をみせたキョウエイバサラは軽視できない。同日1000万を軽く上回る時計なら本物の勢い。いぜん太めに映る馬体で初芝をクリアで、さらなる時計短縮が自然な流れ。内々の折り合いから外々の位置取りになる枠順を引いて真価が問われる。 ダノンシャーク、ドナウブルーは同じ騎手が同じように乗って届かなかった。いずれも終始後手後手で、必要以上に外を回った大ロスが最後まで響いた結果で、化けるならこの2頭か。
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