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12−16、4、8、3、15、9 12→16、4、8、3、15→ 16、4、8、3、15、9 (25点) 16、4、8→12→ 16、4、8、3、15、9 (15点) 12−16、4、8、3− 16、4、8、3、15、9、13 (18点) ホエールキャプチャの前走はレースレベルとしては相当低いが、着差以上の完勝でステップレースとしては上々の試運転となった。同日2歳特別より遅いラップ。ラチ沿いから格の違いを感じさせる瞬殺を決めたが、正味3ハロンの上がり競馬で最後の上がりレースラップが12秒0に質の低さが示されている。再び微妙な枠を引けば、4角大外の定位置に逆戻り。器用さが求められる京都内コースでは致命的になる可能性も否めない。大きく崩れる力関係ではないが、人気ほど絶対的な立場でもない。 アヴェンチュラは休養で春のクラシックを棒に振ったが、復帰後の内容が凄い。長期休養明けの前々走は最速上がりで初の古馬相手に楽勝。前走はキャリア5戦目で早くも古馬重賞を制覇した。とにかく中身のある勝利。完全にマクられたが、二の足で差し返した勝負根性とレコードに0秒2差に迫る破格の勝ち時計。2歳当時より比べものにならないほどスピード、パワーは格段にレベルアップしている。長期休養→中1週→ひと息後→GTの最悪ステップだけが気がかり。 マルセリーナは距離延長で見限る。前走は太め、折り合い難などを考慮しても、たかが0秒4差とは受け取れない。ディープ産駒には大好物の超スローで不発。直線半ばで力尽きた内容からも、単に積極策が裏目に出たこともないだろう。オークスは意外に古馬になってマイラー色の強い馬が好走歴のある特異なレース。体型的にも距離延長でひと叩きの一変は考えにくい。前々で引っ掛かれば、今回は間違いなく徹底待機。強引な外マクりから直一気は相当なスタミナが要求される。 ひと夏を越して一気に成長したカルマートは色気十分でGTに再チャレンジする。掛かり気味の折り合いだったが、終わってみれば抜群の瞬発力からレコード決着。2着馬と内外の差があったことを割り引いても並ばれてもうひと伸びした瞬発力は凄みがあった。外に壁を作った位置取りになるかどうか。はまれば強烈。 2着馬デルマドゥルガーも絶対的な差はない。前々走はあくまで休み明けで古馬初対戦。抜群の反応で弾けた前走が現在の能力基準とすれば、春のホエールに0秒2差の実績から勝ち負けの計算が成り立つ。内コースに求められる自在に動ける差し馬として無視できない存在。 ホエールを絶対視するとマイネイサベルの価値も自然と上がってくる。直線入口でごちゃついて前がクリアになるまで時間がありながら、GT馬を凌ぐ最速上がり。ここまで一変すれば、3走前と前々走が雨に泣いたと納得することが正解か。いずれにしても先週ほどではないが、瞬発力が求められる馬場状態は願ってもない好条件。 エリンコートにはがっかりした。馬体増がそのまま成長分という好馬体で戻ってきたにもかかわらず、レースでは見せ場もない失速。マルセリーナを徹底マークというズレはあったが、ここまで低調な内容になるとひと叩きだけで変身は見込めないか。苦手意識の否めない瞬発力勝負が決定的となって万事休す。 アカンサスの前走は明らかな試走。行きたがるのを押え切れずに引っ掛かる折り合い難を露呈して、鞍上が早々にあきらめた。デビューから4戦連続の最速上がりの切れ味は、条件が合わなかった前2走で不発終わっているだけ。些細なきっかけで以前の姿に戻れる。鞍上からも脅威。 大穴候補にリトルダーリンを一考。前々走は4角最後方の内から大外へブン回したが、本気追いはごくわずか。それでも最速上がりの切れ味に潜在能力の高さがうかがえる。押せ押せのローテーションで、馬体キープが大前提。
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