1、6、5、10、12、18 1、6→5、10、12、18、14、17、3 (42点) 1−6、5、10、12、18、14、17、3 デビューから負けても0秒6差。初重賞挑戦だった3走前は出遅れと行き足つかずで超スローを考えられない後方の位置取りから、桜花賞3着馬を上回る最速上がりの末脚で単なる展開負け。数字的にミッドサマーフェアの中心は揺ぎないが、それでも勝ち切るまで数々の試練が待っている。スタート直後にまったく行き足のつかない悪癖が固まったことで、時計勝負の対応が難しくなった。開幕週の絶好馬場では最低でも好位差しが絶対条件で狙いづらくなるのも当然か。さらに前走の勝ち方に問題あり。3角過ぎから徐々に追い上げるレースぶりは好感でも、直線抜け出した際、内に急激なモタれは一過性と思えない今後の不安を残す内容だったことが決定的な減点材料。 ほぼ平場からの挑戦が多数だが、中でもダイワズームが勝ったレースは重賞並みにレベルが高い。ごく普通のペースで上がりレースラップは加速していく数字にはっきり示されている。本来なら前々走で重賞3着、前走も3着のサンキューアスク中心だが、頼りない乗り替わりで魅力半減。重賞では入着ラインで一進一退の内容が続いていたターフデライトに色気が出てくる。着順ほど負けてない重賞実績に加えて、前走はロスなく立ち回れた勝ち馬とコース取りの差が歴然。ロスがあっての0秒2差で地力強化を確信した。今度はラチ沿いのコース取りにこだわって直線抜け出す。 大外枠を引いたチェリーメドゥーサ、セコンドピアットは開幕週で不向きの脚質が最大のネック。決まってスタートミスから後方の位置取りが指定席。前走でノメっていたチェリー、すでに二千を2度経験済みのセコンドにとってしっくりくる条件になるが、直線でラチから離れれば離れるほど勝ち負けから遠ざかる開幕週独特の傾向を覆すには相当な能力差が必要になる。 ある程度、逃げ先行馬が揃っても、トライアル特有のスローになる傾向が年々強まれば、ラスヴェンチュラスも無視できない。時計決着では分の悪さが否めないが、34秒台が求められる瞬発力勝負で本領発揮のディープ産駒。キャリア不足の前走でさえ、見せ場十分の末脚を披露している。 良馬場で真価が問われるヘレナモルフォは絶対的な展開の利を味方に力試し。主戦に戻してプチスランプから抜け出したアイスフォーリスは、距離に確かな裏付けがない。ひと叩きという理想的なステップでも、2歳時の掛かり癖は強烈だった事実。見た目と結果が直結しないラシンティランテは、距離に活路を求めて早くも正念場。
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