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東京裏読み
関東
8R9R10R11R12R
関西
9R10R
11R12R

東京11R馬複BOX15、10、9、3、11

3連単2軸マルチ15、10→9、3、11、1、14、7 (36点)

15、9→3、11、1 (18点)

3連複フォーメーション15-10、9、3、11-

10、9、3、11、1、14、7 (18点)

ノウレッジはフロック駆けでないことをここで証明する。前走で地力と適性を示して一気に短距離重賞で主役の存在にまで昇りつめた。振り返ればダートのデビュー戦も圧巻だった。行きっぷりは平凡でも、直線半ばからエンジン全開の一気差し。前走は前週の古馬500万より劣る時計で数字ほど凄みはないが、それでもダート→芝、さらに一気の距離延長をキャリア2戦目でクリアは別格な素質をにおわせている。どうやら前半置かれるのはダートでも芝でも同じということ。行くしかない馬に行きたい馬が揃えば、少なくても流れが落ち着くことのない好都合な展開で前走の再現は濃厚だ。いずれにしても1分33秒台で上がり33秒台の瞬発力はズバ抜けている。

惨敗覚悟の狙いだが楽勝できる能力秘めているのがカオスモスだ。デビュー戦はこの馬以外に3頭も勝ち上がったレースレベルの高さ。出遅れて後手を踏みながら好位差しから最速上がりの瞬発力にセンスの良さがうかがえる。本来は函館2歳Sを使う予定が、輸送熱というアクシデント。前々走は熱発明けにもかかわらず、正味1本だけの追い切り。まさに輸送費を浮かせるためだけに使ったようなレース。勝負どころでスムーズに捌けなかった鞍上の甘さも加わった0秒6差なら上々の結果だろう。前走もレース前からスローがわかっていていつもと同じ位置では、一気の距離延長で差し比べでは分の悪いのは当然だった。この中間はこれまでないほど入念。長距離輸送である程度の微熱は覚悟して狙ってみたい。千六は明らかに距離長い典型的なスプリンター。距離短縮、前走以上に前々が厳しいメンバー構成など前走以上に走る条件は揃っている。

限定スタミナのスプリンターでも千六で耐えられたのがデイリー杯だった。重賞とは考えられない超スロー。5ハロン通過が60秒4で、勝ち時計は過去10年でワーストNo2の数字にも低調さが表れている。結果的に大マクりが成功したテイエムイナズマだが、好位で脚をためる差し馬として完成目指すのが自然な流れ。前々走も大マクりだったが、並ばれて二の足を使った完封劇は着差以上の凄みを感じさせている。未知なる距離でも掛かりやすい燃焼型にとって距離短縮はむしろ好都合。いずれにしても賞金的にはもう満足で、先を見据えた乗り方に徹して力試し的なレースになりそう。控える競馬ではいぜん未知数。

マイネルエテルネルの前走は展開の利がすべてだった。デビュー戦が逃げ切り勝ち、前々走は4角ブン回しの荒業からタイレコードなど、つかみどころないが、ピッチ走法でいかにも芝の短距離馬という走りは千六前後に距離の壁があるのは間違いない。それでもスローとはいえ、千六で上がり33秒台が世代トップの底力ということか。意外なほどの成長力と完成度の高さでデビュー2戦の強いスプリンター色のイメージはいくらか薄らいだ。

ヴァンフレーシュは千二→千四→千二と目先のレースにこだわった結果、ベストのローテーションとは言えないが、世代トップレベルの絶対スピードを証明している。逃げるか、追い込むか、両極端な2連勝でも中身は濃い。前々走は直線内目のコース取りが好走パターンの馬場状態で大外一気の離れ業。前走は超ハイペースながら直線半ばで勝負を決める横綱相撲の逃げ切り勝ち。前日1000万に0秒3だけ劣った時計は2歳秋の時点では破格。

エーシントップは楽な2連勝に価値がない。前々走は単騎逃げ。前走もほぼ単騎で上がりレースラップの最後13秒0。低調な上がりで逃げ切れたのはメンバーに恵まれたということだろう。上がり時計はいずれも36秒台。仮にハナが切れたとしても34秒前半が求められる瞬発力に太刀打ちできるイメージが浮かばない。これまでと質がまったく違ってくるだけに、大きな壁に当たっても驚きはない。

アットウィルの前々走は不運が重なった。大出遅れに加えて直線うまく捌けなかったロスも痛かった。前走はラチ沿いを豪快な瞬発力で突き抜けて、これが本来の姿ならばやはりレベルの高い北海道組は無視できない。先行追い込みなど多彩な決め手でいずれも最速上がりが能力の高さ。平凡な時計より、センスの高さを強調したい。

ラブリーデイはキャリア2戦がいずれも千八で異色の参戦だが、中身の濃い2連勝は価値がある。前々走は直線馬群を捌いた好位差し。前走はモマれない外々の位置取りで楽な展開としても、直線並ばれてもうひと伸び。二の足からの完封劇は相手関係からも褒めることができる。見た目が大物感十分で秘めた能力は互角以上。

レッドヴィーヴォは未勝利上がりだが、相当な器だと確信している。前々走は馬っ気を出すなど不安定な精神状態にもかかわらず、直線狭いところを割って最速上がりで同タイムの3着。脚を余した内容なら前走の圧勝も当然ということ。残り2ハロンまで追い出しを我慢から上がり33秒台で突き抜けている。スタート下手が今後の課題で、オープン候補の原石というイメージ。