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中山裏読み
関東
9R10R
11R12R
関西
9R10R
11R
WIN5

中山11R3連単フォーメーション5→4、8、14、6→

4、8、14、6、16、1、12 (24点)

3連複フォーメーション5-4、8、14-

4、8、14、6、16、1、12 (15点)

エピファネイアが気性の難しさから距離への対応が微妙になり、キズナは時計勝負に課題を残したままなら3強から1強へ。何ら不安のないコディーノがさらなるステージへ突入する可能性は極めて高いだろう。とにかくデビュー戦でクラシック候補となるほどの強烈なインパクト。前々走は4角前で一気に加速して2着馬に並ばせず最後流して楽勝なら、前走の重賞連勝も当然といえば当然か。一瞬前が壁になりかけたが、慌てることもなく追い出しを我慢。前が開くと一気の差し切りでレコード勝ちに凄さが伝わる。再び好枠を引き当てるツキの良さ。五分に出た時点で勝機が浮かぶほど能力は抜けている。

相手探しに絞りたいが、一長一短メンバーで取捨に悩む。人気的にはエーシントップだが、叩き2戦目とはいえ、千六好走の浮かばない馬体で割り引いた。前走は超高速馬場を考慮すればスロー。絶対的に前々有利だった流れで直線入口からほぼ隊列の変わらない流れ込みだったことが否めない。休み明けでいきなりタイレコード、未知なる33秒台の瞬発力が底力そのものだが、スプリンター色の濃いスピード型の距離未経験は致命的なマイナス材料。小細工なしでハナを切ってどれだけ我慢できるか。

エーシンの2着だったラブリーデイはさらに迷いが出る。どちらかといえば決め手勝負で分が悪いと思われたが、前走の33秒6の上がり時計はイメージ一新の成長ぶり。14キロ減でも良く映った馬体などを考慮しても、ひとつの殻を打ち破ったレースでもあるか。レコード決着や瞬発力勝負に対応OKでスタミナもすでに立証済み。さらに中山千六で軽く扱えない機動力なら、コディーノを苦しめることが可能な下地は兼ね備えている。

前々有利の展開有利を割り引いてもクラウンレガーロの前走は中身が濃い。千二のみの経験で挑んだ前走が千六1分34秒台。道中マクられる変則的な流れにもかかわらず、上がり34秒0で0秒1差なら十分すぎる内容だろう。4着コレクターアイテムは次走重賞でレコード勝ち。5着カオスモスは次走京王杯3着→自己条件で貫禄勝ちなど、デイリー杯はメンバー的にも高いレースレベルだったことが確実。

ロゴタイプは心身ともにリフレッシュ効果で生まれ変わった。前走のレコード勝ちは鞍上の腕だけではない。今まで瞬発力不足でどこか頼りなかったが、18キロ増で総合力がパワーアップ。あえて控える競馬を選択して直線はラチ沿いを上がりレースラップ11秒5-11秒3-11秒5で一気に突き抜ければ、本物の強さということがわかる。未完成だった前々走でコディーノと0秒7差。着差を詰められる計算は可能。

フラムドグロワールは瞬発力に限界を示している。前走も鞍上の好騎乗でギリギリ粘り込んだ辛勝。サンブルエミューズに一気差しを食わった前々走からわずかな成長ならば、強気になれないのが本音。ネオウィズダムの前走は5ハロン通過で前日の未勝利より1秒9も遅いラップなら、二の足を使って快勝しても驚きはない。テイエムイナズマは慢性的なゲート難と気性難でスムーズな競馬が絶望的。好枠で同じミスを繰り返せば、コディーノが前をふさいで最悪な位置取りからの競馬が待っている。ティーハーフは人気になれば妙味がない。京都内コースの前々走で直線の短さを痛感すれば、さらに短くなる中山では流れがはまっても脚を余すだけ。直線半ばで脱落したアットウィルは相当馬体を良くみせないと巻き返しが計算できない。逃げ切れるラップでほぼ無抵抗に失速したマイネルエテルネルはハナを切ったことが裏目に出た可能性も、外枠を引いたスプリンターの先行馬に策がなくなった。

コディーノがち切るような独走待ちで新潟2歳S組が大穴候補か。ノウレッジザラストロはいずれも末脚自慢の追い込み馬。とりわけノウレッジは前走で前々有利の流れを直線だけで最速上がりから0秒4差に自身の能力の高さを示している。