開催中止
馬体が絞れてレースぶりも良化。現級卒業のメドを立てたナムラエメラルドは前走こそが変身のシグナル。以前は短距離ダートに良績集中していたが、昨年春の千八勝ちで人生が変わった。その後陣営は迷いながらも千七、千八を使い込んでようやく実になったという4、1、10、4着。追えば追うほど伸びる瞬発力型が、7戦ぶりの最速上がりとなった前走で数字からも復活近しを感じさせている。スローを構えすぎてワンテンポ仕掛けの遅れが致命傷になったが、それでも最後は1、2着馬と同じような脚色。積極的に動けばもっと際どかった0秒2差なら、牝馬限定戦で主役が確定する。馬場悪化でさらに信頼度アップ。ママキジャが久しぶりの牝馬限定挑戦で色気十分。前走は叩き3戦目の盲点。振り返れば1600万でも卒業寸前だった実力馬が些細なきっかけで一変するのは時間の問題だったということ。直線入口で勝ちを意識できた手こだえも結局首の上げ下げで2着争いに競り負けたが、中山の相性の良さを改めて印象づけた。 |