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中山裏読み
関東
9R10R
11R12R
関西
9R10R
11R12R
ローカル
11R
WIN5

中山11R3連単フォーメーション5、4、6→5、4、6、9→

5、4、6、9、3、8 (36点)

3連複フォーメーション5-4、6-

4、6、9、3、8、1 (9点)

GⅡと思えぬ低調メンバーで、ここ快勝でももちろんGⅠに直結するような成長株がいない。上がり馬アドマイヤラクティで十分に太刀打ちできる。3走前で条件勝ちを決めてオープン入りした新米でも、前走の勝ち馬は有馬記念2着馬のオーシャンブルー。直線内を選択した勝ち馬と対照的にこの馬は外を選択。脚色はまったく同じならば、単なるコース取りの差ということ。初の重賞挑戦だった前走がレコード決着。勝ち馬と同タイムの上がり時計がメンバーNo2なら格下感はまったくない。中山(2000)。

休み明けは(1221)、中山芝(1211)のトランスワープが組やすい相手となって息を吹き返す。馬券圏外の休み明け実績はデビュー4戦目の未完成時、コース実績は未知なる二千五百時の1度だけなら、ベスト距離から1ハロン延長の休み明けで割り引く必要はないだろう。年齢ほど痛みのないキャリア。前走はGⅡ経験もなかっただけに単なるGⅠの壁に当たったと割り切れば函館記念、新潟記念の重賞連勝に価値を見出せる。前々走まで3戦連続最速上がり。急激な衰えなど考えられない。

ゲシュタルトの前走は素人レベルの鞍上に殺された。前日の未勝利と5ハロン通過がまったく同じラップにもかかわらず、自在型をあえて後方待機で挑むというペース音痴ぶり。前々走で上がり勝負に限界を示していれば、スタート直後に控えた時点で早くも勝ち負けから遠ざかっていた。パンパンの良馬場よりパワーが求められる馬場はまさに理想的。オールカマー2着時の勝ち馬は絶好調時のアーネストリー、AJCC3着時はルーラーシップ。同じ舞台でこの程度の相手は恵まれすぎた。

ルルーシュゲシュタルトと逆にパンパンの良馬場で完全燃焼タイプ。直線入口で射程圏ながら競り負けた3走前が象徴的で、4走前のレコード勝ち、前々走の直線入口で早々に先頭から振り切ってレコードの0秒1差が高速決着の強さを物語っている。千八前後がベスト距離というイメージはすでに過去の話だが、オープン相手で上がりのかかる直線勝負は分が悪い。ネコパンチの大逃げから離れた2番手追走が理想の流れ。

ダノンバラードの前走は押し出されてハナへ。それまで差し追い込みで良績集中の馬にとっては最悪な展開になったことは言うまでもない。ほぼ無抵抗の失速で着差以上の完敗は展開負けが向かなかっただけと納得。乗り替わりなら改めて前々走までの実績を見直せる。時計がかかる馬場に良績集中。

サトノアポロに魅力を感じない。前々走はじっくり乗りすぎた展開負けとしても、数字ほど迫力のなかった瞬発力。前走も抑え切れぬ手ごたえから、伸びあぐねた姿がクラスの壁そのものだろう。今まで重賞どころか、オープン経験もない5歳馬に試練が待っている。