9、15、7→9、15、7、11、14→
9、15、7、11、14、1 (48点)
9-15、7、11-
15、7、11、14、1、16、6 (15点)
パッションダンスの前走快勝をそのまま受け取ると痛い目にあいそう。確かに時計的には評価していいが、あくまでも展開の利だったことを忘れてはならない。前走は大逃げとなって第2集団の先頭がこの馬だったこと。この馬にとって残って当然のラップだったことを考慮すれば、二千(4001)、阪神(3000)ほど怖さはない。これまで最速上がりなしという異色のディープ産駒。速さ、切れ味よりうまさで成り上がってきた上がり馬が、前走より相手強化でポカがあっても驚かない。
狙うのは盲点になったエクスペディションだ。前2走で人気が落ちれば妙味十分。前々走は良績のない千六ではっきり条件が合わなかった叩き台のレース。前走は前日の3歳500万より5ハロン通過が遅いラップで終始外々を回らされたことがすべて。上位馬がマクり合い時に仕掛けを我慢できた馬が揃えば決定的だろう。いずれにしても条件戦を3連勝で重賞ロードへ。GⅢとはいえ、0秒2、0秒5、0秒5、0秒7差で崩れなかった安定感が実を結んで、小倉記念の着差以上の圧勝劇につながっている。56キロで挑める好条件は見過ごせない。本来テッポー実績も悪くない仕上がり早。掲示板を外したのが1度だけの距離、京都外コースより長い直線コース、癖馬に主戦が戻るというこれだけ走る条件が揃って無様な競馬になった際は衰えたと納得。
ダイワファルコンにとって距離克服が最大の課題か。直線平坦の福島ではクリアしたが、時計を求められる高速決着の直線坂コースではまだまだ確たる裏付けがない。阪神コースも実に2年ぶり。前回はレコード決着の大阪杯でヒルノダムール、ダークシャドウ、エイシンフラッシュに0秒6差ならコース適性はむしろ高いだけに、乗り方ひとつで極端な結果を覚悟か。
ダノンバラードは昨年の日経賞2着でも千八ベストが自論で、直線坂を上がってから勢いがピタッと止まった前走こそが長距離適性の低さを示す結果。苦しがって直線入口で急激にササって他馬に迷惑をかけた3走前など、少なくても二千二以上でパフォーマンスは落ちている。2歳時のラジオNIKKEI杯以外は二千の重賞で勝ち切れないレース続き。二千(3053)が示される追い負けの連続では強気になれない。
逃げ気性なのにハナを切る仕草もみせないビッグウィークに刺激なし。テッポー実績は残しても、これだけ馬体重の変動があると年齢的にも狙いづらいトランスワープ。重賞は2戦連続の惨敗中で経験不足の否めないエアソミュール。一時の積極策が影を潜めたスマートギアに妙味がなくなれば、ナリタクリスタルの出番があっていい。前々走で久しぶりの最速上がり、前走が自身初の上がり32秒台など自身ピークに近いレースぶりが印象的だった。仕上がりひとつのテッポー(0025)。 |