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東京裏読み
関東

3R6R
9R10R
11R
関西
6R9R10R11Rローカル
11R
WIN5

東京11R3連単フォーメーション3→1、7、12、6、4、14→

1、7、12、6、4、14、15 (36点)

3連複フォーメーション3-1、7、12-

1、7、12、6、4、14、15、9 (18点)

自分の形に徹して大惨敗。サマリーズの前走はある意味納得できる。芝デビューの0秒4差は時計がかかったことが要因ということ。前2走の結果こそが芝適性の低さそのものだが、適性の高いダートになると話は別。ダートは3戦3勝。ダート初戦では激しい先行争いを凌いで1秒差のぶっち切り勝ち。2戦目は3着馬に5馬身差が能力基準で、フィリーズR3着のティズトレメンダス、兵庫CS2着のベストウォーリアには楽々先着している。とりわけ中身が濃かったのが3走前のGⅠ。翌日のA2より5ハロン通過が遅いラップで、カラ馬に終始邪魔されながら終わってみればA2と同タイム。例年B2程度の勝ち時計レベルを考慮すれば、とにかく次元の違いが伝わってくる。珍しく少しテンションの高かった前走から落ち着きを取り戻せば、簡単に軌道修正できる。

チャーリーブレイヴの前走は圧巻の内容だった。同日フェブラリーSより5ハロン通過が速いラップを好位差し。12着に相当する時計が3歳馬としてケタ違いの完成度の高さで、重賞未経験でも1分36秒6は十分に胸を張れる。良馬場で破格時計ならば、道悪で究極の時計マークでも驚かないだろう。別格の素質はいぜん底なしムードをにおわせている。振り返れば直線行き場を失くして残り100だけで楽に差し切った初勝利の3走前も強烈なインパクト。好位差しを完全に固めた前々走では再び最速上がりの末脚を使って快勝なら超一流馬。これで世代トップレベルの地位を固めて、手にしてないのは重賞の勲章だけ。ゴール寸前で迫られた前走も着差以上に強い内容で、後の兵庫CS1、3着馬、オープン2着馬を退ければ、この程度の相手には負けらない。

サウンドリアーナの前走は確かに見事な差し切り勝ちだったが、流れがはまったことも否めない。5ハロン通過は同日1600万より速いという大暴走。2着馬より1秒6も上回る上がり時計で差し切ったこともある程度納得できる。芝、ダートで千四3勝。まずは距離と輸送の克服だが、前日1番人気のままなら妙味は薄れる。

同じレースで2着だったエーシンレンジャーは0秒7差の着差を無視していい。この馬でもハイペースという位置取りの悪さがそのまま着差に反映しただけ。前2走ともに強気に乗りすぎたペース音痴の結果ならば、0秒2、0秒7の着差はむしろ評価できるだろう。微妙な乗り替わりでも刺激としては十分。差し追い込み馬に偏ったメンバー構成で、前走より確実にレースがしやすくなる。ラチぴったりに立ち回れる絶好枠は魅力。泥を被っても平気な精神力かどうかだけ。

勝ち馬にち切られてもベストウォーリアはいぜん見限れない。わずか1度の千六経験で挑む初重賞はいかにも荷が重かった。案の定、道中は完全に引っ掛かる折り合い難を露呈。それでも3着馬に1秒5差が数字に表れない強さということと割り切りたい。前々走でも掛かり気味の癖馬に名手配置は頼もしい。気性先行のレースが続く中、逃げ差し自在のレースセンスと高いレベルで安定している時計こそが秘めた能力の片鱗。