2→5、16、12、8、1、3 (90点)
2、5、16、12、8
コンビを続けて人馬ともに成長したドリームバレンチノがもう1段階上のステージへ。実績的には楽勝可能な力関係で、すべてのカギは斤量59キロが握っている。過去10年の良馬場でワースト2時計となった前々走の残像が残って少し評価を落とした前走だったが、いい意味での裏切り。ロードカナロアを徹底マーク。ロスのない立ち回りでゴール直前になって猛追すれば、相手が悪かったと割り切るしかない。勝ち馬にほぼ互角の内容の2着で改めて示した高いスプリント適性。昨年の覇者でGⅠ2、3着の実績馬は、北海道に良績を残して破格の持ち時計も自慢。鞍上が完璧に手の内に入れて意のままに扱える抜群の呼吸が加われば、酷量を背負って圧勝の計算も成立するだろう。テッポーOKの仕上がり早で、掲示板を外したのが1度だけの休み明け(3003)。
ハナか、番手かに良績集中。距離も微妙な千四で0秒4差に踏ん張ったテイエムオオタカの上昇度は注目できる。すべて4着以上の休み明け(0011)に対して叩き2戦目は(0002)の掲示板外し。大バテしても驚かなった手ごたえの悪さから盛り返した前走の内容は褒めていい。函館、札幌の北海道(2110)。すべて掲示板確保の千二(3433)。洋芝適性の高さなど、これだけ明確な条件好転ならば以前の覇気は確実に戻ってくる。
アドマイヤセプターを完全に見切るのはまだ早い。これまでの不振はレースレベルの高さ、直線坂のコース、展開など数々のマイナス材料が揃った結果が3戦連続の2ケタ着順ということ。それでも着差は1秒1、0秒9、0秒7。高松宮記念はメンバーNo6の上がり時計で、レコード決着の0秒9差。ヴィクトリアMは5ハロン通過が同日1000万より遅いラップの前々有利で3着馬に0秒6差ならば、きっかけひとつで復活の姿が浮かぶだろう。札幌(3010)の洋芝歓迎の小回り巧者がここで白黒をつける。
同じ牝馬のシュプリームギフトも侮れない。ドリームとは実に5キロの斤量差が最大の魅力だが、確かな実績も残している事実。重賞経験はわずか4度。初重賞挑戦だったキーンランドCはレコード決着の0秒3差。京阪杯はテイエムオオタカ、ハナズゴールに先着して勝ち馬から0秒1差。阪急杯はロードカナロアに0秒3差ならば、0秒9差の前々走こそが一過性のポカということ。洋芝と小回りコース替わりで虎視眈々。
スランプというより年齢的な衰え懸念のパドトロワ、エーシンホワイティはひとまず浮上へのきっかけ作り。フォーエバーマークはオープン特別専門要員のイメージが強まっている。函館に良績あるストークアンドレイは早熟、同世代のマイネルエテルネルも掲示板が遠ざければ、高松宮記念で最速上がりとなったスギノエンデバーの勢いか。追い込み馬ながら小回り得意を示すコース実績は心強い。 |