10、12、4→10、12、4、11→
10、12、4、11、1、7、6 (45点)
57キロの経験がわずか2度だけだが、2戦2勝ならアメリカンウィナーを信じられる。最強世代らしい成長力で急激な本格化。前走はGⅠ馬ニホンピロアワーズに上がり時計が上回って0秒2差まで迫れば、文句なしの4着ということ。GⅡ並みのレベルの中、未知なる距離の初重賞挑戦で見せ場十分だったことは今後の自信につながるいいステップになることは間違いない。すべて4着以上の千六(2012)、自己条件に戻ってきっちり結果を残す。前々走の3着馬に0秒8差が絶対能力の差の表れ。
シルクシュナイダーの前走は1年以上のブランクがあったと思えないほど充実した馬体が目立っていた。案の定、レースでも格上をにおわせる好内容。仕掛けを我慢して追い出して残り250で先頭。結果残り100で力尽きたが、休み明けとしては上々の0秒5差。改めてGⅢ3着2度の実力を示した。二走ボケだけが不安材料。
アンアヴェンジドは現時点で良馬場のパワー勝負より、道悪の時計勝負がしっくりくる。とにかくケタ違いの瞬発力はますます磨きがかかっている。前々走は直線だけの仕掛けで坂を上ってから次元の違う加速力。前走は馬なりで直線先頭から、追うと楽に突き抜けて着差以上の楽勝なら、昇級戦でも格下感はない。泥を被る内枠で牝馬特有のポカが出ても驚かないが、まともに走れば前走の再現あっていい。
速い時計と瞬発力勝負になると分の悪いバトードールは前走の戸惑いが休み明けというより、距離にズレを感じさせた。タイムズアローは休み明け(2000)の仕上がり早でも、昇級戦の休み明けは初めてだけに割り引きが必要だろう。ダート替わりで色気の出るのかスピードリッパー。長距離志向の強かった兄ポップロック、兄カノンコードとは異色のタイプ。ブリンカー着用で行きっぷり一変が変身のシグナルで、重賞2着2度の1勝馬はまだ見限れない。 |