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東京裏読み
関東

3R4R
6R9R10R11R12R
関西
1R2R
3R5R
9R10R
11R12R
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東京11R

3連単フォーメーション1、8⇒1、8、13、3、6、12⇒

1、8、13、3、6、12、4、14、11 (70点)

3連複フォーメーション8、13-8、13、1、3-

1、3、6、12、4、14、11 (29点)

今年の3歳世代の重賞はますますスローペース依存症が顕著。とにかくレースレベル比較が難しくなっている。まずはジュベナイルだが、上位2頭以外は着順、着差ほど価値は高くない。1、2着馬の上がり時計が34秒0、34秒3だが、4着以下の上がり時計は約0秒8以上も遅い数字。スローの上がり勝負では絶対的な差と言える。フェアリーSのレベルの低さは論外。同日未勝利より遅い勝ち時計。上がり34秒前半が及第点にもかかわらず、ほとんどが35秒前後ならば強調点なし。アルテミスSは1、2着馬がそのままGⅠで2、3着。ジュベナイル並みのレベルとみていいが、それにしても重賞経験馬が頼りないメンバーが揃った。

前走のロカは消去法からの1番人気か。数字的にはまったく対応できる裏付けはなかった。単なる上がり時計だけに注目されたハービンジャー産駒。特有の頭の高い走法では最内枠を引いた時点で危うい人気馬になっていた。出遅れのロスはあっても4角で勝ち馬の1馬身後方の位置取り。道中は直線まで脚をためて、それでも簡単にち切られた内容ならば、スタートミスはほぼ関係なし。見せ場もなかった瞬発力が現状の能力どおりの結果ということ。千六が忙しすぎるイメージは変わらない。

シングウィズジョイはデビュー戦でへぐった騎手を乗せて再び下手乗りがすべてだったのか、時計と瞬発力を求められたレースに弱さなのか。評価が難しい。前走はハナも切れるほど絶好のスタート。先頭から2、3馬身後方の完璧な勝ちパターンの位置取りに持ち込めたが、なぜか必要以上に控えて結局、中団後方まで下げた。関西に良績集中で、関東ではルーキー並みに質の下がる鞍上らしい乗り方だったことは言うまでもない。結局前の馬を捕まえ切れず、流れ込んだだけの内容。ここまでなら完全な引っ張り殺しがすべての敗因になるが、直線では逆手前でもがく姿から一概に乗り方が敗因ではなかったとも評価できる。
勝ち時計は1000万に少し劣るぐらいの数字で0秒6差は十分に走っている。次走ジュベナイル3着となった勝ち馬ココロノアイには上がり時計でシングが0秒1上回っている。ひと息入れてリフレッシュ。心強い乗り替わりで真価を問う。

2戦連続の最速上がりで瞬発力勝負は願ってもない好条件になるミッキークイーンの評価も揺れる。エルフィンS3着のジルダにはデビュー戦で上がり時計が1秒1も上回った鬼脚が買われて人気だが、前走は勝って当然の低調な相手。時計勝負の千六や極限の上がり勝負にはまだまだ確かな裏付けはない。食いの細い馬が早くも関東遠征は一種の博打。

デビュー戦でミッキーと同じレースを使ったアンドリエッテは前走の経験が大きな財産になる。牡馬混合で最速上がりに価値だが、本来スローの上がり勝負では差が出ないのにもかかわらず、メンバーNo2の上がり時計より0秒4も速い数字に器の大きさが示されている。1度きっかけをつかめば、一気に開花するディープ産駒の勢いに注目。

キャットコインの前走は見た目こそ派手なレースぶりだったが、微妙なレースレベルだろう。前走の2着以下はその後、ほぼ壊滅状態。ハイペースの流れと馬場がはまっただけと評価するのが妥当か。一気の相手強化と時計短縮の課題は簡単に乗り越えられるハードルではない。

穴候補にブルックデイルを一考。デビュー戦で上がり33秒台の脚。前走も2、3、4、12着の馬がその後勝ち上がったレースで最速上がり。その勝ち時計がここで千六の最速ならば、時計勝負、瞬発力勝負に減点はない。仕上がり早の牝馬で早熟系。ひと息後の初戦こそが妙味。