5⇒11、10、15、13、12、2、8、14 (168点)
11-5、10、15、13、12、2、8、14
これまで馬体に大物感など1度も感じたことのないレッドリヴェールだったが、前走はさらに寂しい馬体になっていた。デビュー3連勝はいずれも3か月開いたローテーションで、はっきり伝わる典型的な使い減りするタイプ。休み明けこそが走る条件のひとつだろう。見た目が寂しいと感じたならば見切るのが正解。仮に状態は良さそうでも小柄な牝馬のパワー馬場は微妙。道悪の札幌2歳Sはぶっち切りの一騎打ちだったが、相手はいまだ1勝馬。ここで真価を問いたい。
季節変わりの7歳牝馬ではさすがにホエールキャプチャの衰えが心配になる。千四のキャリアの少なさや東京ベストが否めないコース実績の偏り。牝馬限定を求めた関西遠征で、この馬としては恵まれた57キロ。さらに使い込むより休み明け(501113)の仕上がり早としても主役を決定づける数字が見当たらない。
メイショウマンボのブリンカー着用には驚いた。すでに中、長距離ではっきり天井のみえたGⅠ馬。刺激を求めたのが集中力アップとはどこか違和感がある。GⅠ3勝を導いた鞍上とはいえ、先行追い込みなど最近の一貫性のない乗り方がスランプをますます深刻にしているということ。セオリーに反する馬具の着用など刺激にもならない可能性が高い。
ウリウリの現状の強さは牝馬重賞の入着級ということ。一気に本格化してピークが短いディープ産駒特有の花の散り方。1度リズムを崩すと取り戻すのに時間がかかるという顕著な傾向が出てれば、勝ち鞍のない阪神の完全復活は考えにくい。
スマートレイアーは仕掛けどころの難しい癖馬で主戦に戻ることだけが頼り。陰りのない瞬発力でスランプというより、単純に展開負けの連続でさらなる距離短縮がどう転ぶかだろう。昨年覇者の復活があっても驚かないが、古馬GⅠ馬不在だった昨年とはまるで違って相手強化。道悪にもプラスがない。
ハナズゴールの前走はひと叩きで期待したが、あのような乗り方では誰が乗っても同じ。ペース無視でスタート直後から徹底待機。4角直前から仕掛けて大外ブン回しの荒っぽさでは復活の手応えもつかめない。馬体の平凡さから、海外遠征の反動は尾を引く可能性さえみえた。
人気各馬に死角が見え隠れしている波乱含みのメンバーなら、サングレアルやアミカブルナンバー狙いが面白い。サングは待ちに待った短距離。これだけ中、長距離で能力不足を露呈しながら使い続けてきたのは、厩舎が姉ブエナビスタの幻影を追いかけているからだろう。前走も少し行きたがって折り合いに専念しすぎの後方待機。馬任せの追走で化ける余地はある。
アミカブルは道中内々の位置取りで4角外へ出せない流れでは策がなかった。とにかく直線で窮屈な馬群から抜け出すことのできない鞍上は、バラけた展開になるか、直線大外へ出すしかないというルーキー並みの質の低さを考慮しなければならない。鞍上のワンパターン騎乗が可能になる枠順を引いて、前走を除けば重馬場(111000)。外差し馬場なら言うことない好条件。 |