4、12⇔4、12、10、2、14⇒
4、12、10、2、14、3、15 (70点)
サトノラーゼンは前走の圧倒的な強さで重賞級をしている。早い話がデビュー時を間違えたということ。デビュー430キロ台の体重が一時460キロ台。ディープ産駒としては珍しいレースを使いながらの成長ぶりで、デビュー戦でジャズファンク、ウォーターラボ程度に切れ負けしていた頃より別馬のように成長を遂げた。とにかく前走は圧巻だった。加速する上がりレースラップにもかかわらず、馬群から一瞬にして抜け出して瞬殺。残り50から流し始めた貫禄勝ちはまさに本格化そのもの。最後のダービー切符を取るために各馬が無理をしないスロー確定レースで内枠を引けば、前走の再現が濃厚になる。今後のためにもここで馬体減を止めたい。
シュヴァルグランは前走は休み明けとして割り切った乗り方で一番の上昇度が見込める。徹底待機から追い比べでモタつく仕草。馬体に太さはなくても、テンションの高さなどやはりひと叩きが必要と感じたのも当然だった。本来好位差し可能な器用さも兼ね備えている。
ポルトドートウィユは年々体内時計が狂っている鞍上配置で強気になれない。前走も完全にマークする馬を間違い。後方待機のアダムスブリッジを意識しすぎたあまりに前残りを許すへぐり。逃げ先行馬がわずか1頭だけの超スロー覚悟のメンバーで後方待機では悪夢ふたたび。
ダノンリバティは距離克服の課題を抱えたまま。前走よりさらなる距離延長で微妙になってくる。前走は4角で各馬が外々を意識。完全に開いた内をついたインズルで相当展開に恵まれたが、それでも追って平凡のジリ脚を露呈した。道中は掛かり気味では強調点に乏しい。
相変わらずエンジンのかかりの遅いアルバートドックは追わせる鞍上配置で狙うべき。前々走は相手に恵まれて届いたものの、3走前と前走は明らかに乗り方ひとつで勝てるレースだった。スロー確実、外枠でどう立ち回るか。鞍上の腕が試される。 |