6⇔9⇒2、12、3、11、1、7、10 (14点)
牝馬同士、千四までならブランボヌールで負けられない。デビュー戦こそ派手さはなかったが、素質だけで勝ち上がった内容。スタート直後から追っ付けどおしから、直線はロスのないラチ沿いからきっちり抜け出して完封している。子供扱いした5着馬クロコスミアがアルテミスS3着など、勝ち馬以外で3頭が勝ち上がっているレースレベルの高さ。前走は直線入口で先頭に並びかけてるとディープ産駒らしいケタ違いの瞬発力で圧倒した。2歳夏の時点で同日1000万より0秒2上回る勝ち時計は、距離さえ克服すれば低く見積もっても暮れのGⅠ級。ステップレースで取りこぼす姿はイメージできない。
メイショウスイヅキはデビュー戦の強烈なイメージが前走で蘇った。直線入口でガラガラだったラチ沿いを突いて、半ばでは前が詰まって外へ立て直すロスがありながら33秒0の豪脚。前がクリアになってからの瞬発力はパイロ産駒と思えぬ凄みがある。追い込み馬のテン乗りはさらなる消極策になる鞍上配置だけが唯一の不安材料。コース、距離ともに経験済みで理想的なステップなら条件的に申し分ない。
スタートミスから完全に引っ掛かったピュアコンチェルトは内枠を引いて控える選択がなくなった。同日の未勝利、新馬より勝ち時計の遅かった前走勝ちに何ら価値のないキリシマオジョウとの共倒れか。単純な上がり勝負でシルバーステートに競り勝ったが、見た目の非力さが否めないだけにアドマイヤリードは大幅な馬体増が最低条件。 |