4⇒1、10、2、9、13⇒
1、10、2、9、13、14、15 (30点)
ビッグアーサーは勝っても負けても驚かない。もちろん、能力的には持ったままの圧勝も計算できる期待馬だ。走るたびに凄みを増して5走前の勝利で重賞勝ちも時間の問題となっている。同日高松宮記念2着に相当する時計で勝ち上がれば当然の評価だが、それでもいぜんとして重賞未勝利なのは鞍上がすべてのカギを握っているからだ。十分すぎる手応えから自信満々の騎乗でも、追ってからモタつき気味になった3、4走前が弱点のシグナル。それを見落として見事に取りこぼした前々走がこの馬の負けパターンということ。スタート直後から必要以上に控えて反応も伸びも良かったが届かずという展開負けがすべてを物語っている。前走のように直線入口で先頭に並びかければまず安泰、逆に同じような乗り方ができなければ再びポカの可能性が高まる。ごく普通に立ち回ることを計算できない鞍上だけが唯一の不安材料。
スプリンターズSは同日1000万より最初の2~4ハロン目まで遅いというGⅠでは考えられないスロー。馬群に閉じ込めてリズムを崩したベルカントは、もう迷いがなくなった。絶好枠を引けばハナを切ってスピード試し。直線平坦、内回りに条件変更はイメージどおりの好材料。 |